バイクを知っている人であれば大半が知っている“ABS”と“CBS”。初めての方は初めて聞くかもしれない“ABS”と“CBS”なわけですが、改めてご説明しようかなと思いましてネタにしてみます。
そもそも“ABS” “CBS”って何よ? という話。
正解はアンチロックブレーキシステムの略。そして“CBS”はコンバインドブレーキシステムの略。共に安全面に役立つ強い味方! これがアルとナシでは安心・安全面がまるで変わってきます。

ABSは危険を察知した時に “アブナイ!” とブレーキを強く握ってしまった時のブレーキロックを抑制して効率良くバイクを止めるサポートをしてくれるものです。 車と違ってバイクはブレーキを強く握ってしまうとタイヤがロックして滑ってしまい、最悪転倒にも繋がってしまいます。これをコントロールする(上手にブレーキをかけてくれる)ことで安全面を大幅に上げています。 排気量が大きかったりパワーがあったりするバイクは、その性能に応じてABSも適切なものに変わります。


続いてCBS。 “CBS”に関しては分かりやすく前後連動ブレーキを指し、小排気量のスクーターに多く用いられます。本来であれば右ブレーキが前輪、左ブレーキが後輪にブレーキとなるのが一般的ですが、左ブレーキ単体でも前後連動になっていて運転に不慣れな方でも上手に止まれるようサポートしてくれるというものです。 前ブレーキ(右レバー)は前ブレーキのみに分離しているので細かいブレーキ調整も可能。とりわけ上手く止まれるので安全面が向上しています。
2018年10月から新車としてお客様へ提供するバイクへの装着義務化となりました。今回ご説明しました “ABS” や “CBS” ですが、実はかなり役立ちます。
・道路に砂/ごみ/枯葉/白線等で滑りやすい。
・道路の舗装が荒れていて不安定。
・路面が濡れていて滑りやすい。
・路面が凍っていた。寒くてタイヤがグリップしない。
などなど、意外と普通に走っていても大いに役立つ場面があります。もちろん、何も無いのが一番ですが安心・安全面が向上しているのは嬉しい限りです。このように今のバイクは安全面に力を入れているものが多く、その機能が無かった時代と比べて扱い易く安全性が増しております。 実用的なバイクは更に安全で快適に。 趣味性の高いバイクはポテンシャルを引き出しやすくなったと思います。
ということで、“ABS” “CBS” のご説明でございました。では皆様、安全で快適、刺激的なバイクライフを♪