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みなさんこんにちは、仙台中央店のちばです。
今回は、似ているポジションにいる2つの折りたたみ電動アシスト自転車を比較して、お客様の検討の一助となれば良いなという気持ちで記事を書いてまいります。いずれのモデルもハヤサカサイクル取扱いモデルですので、気になった方はお気軽にお問い合わせを!
1.DAHON Fu-Com(ダホン フューコム)

DAHONが元来持つマッシブなデザイン性を体現しながらも、”シートポスト自体がバッテリー”というユニークな発想で、より洗練されたルックスが魅力の電動アシストモデル。 目を引くワイドなタイヤに加え前後ディスクブレーキの搭載で、”走破性”と”ストッピングパワー”を高次元で両立させた本モデルは、日々の移動に安定した走りをもたらすだけではなく、非日常≒どこへでも連れて行ってくれる頼もしさも感じさせます。
DAHON車の魅力の一つは、豊富なカスタム性。 純正のキャリアやフェンダーをチョイスしていくことで、ツーリングに適した仕様を追求していくこともできます。 行楽にもおすすめのモデルです!
2.MATE GO+(starter kit)

対するMATE.BIKEからは今年発売となったばかりの「MATE Go+」。 自転車所有率90%という破格の数字を叩く自転車大国デンマークにて生まれたMATE.BIKEの最新モデルGo+は、既存モデルから受け継ぐ「ミニマルであるがゆえの造形美」を感じさせるフレームデザインに、「2人で乗る」ことをコンセプトとして加え、見た目以上に色々な部分がリビルドされたモデルです。 お子様と2人で乗るのも良いですが、もちろん自分1人の移動手段としても人気がありますので、使い方の自由度が高いモデルと言えるでしょう。
今回は、この2機種を色々な視点で比べて行きたいと思います。
折りたたみサイズ(と、その蛇足)編


上の画像、Fu-ComとGo+を折りたたんだときのものです。折りたたみ電動ですからね。折りたたんだ時のサイズが、ユーザーの求めるサイズなのかどうかは非常に重要な要素です! 車に積んだりする時の可否に直結するものですからね! 大事ですよ!
サイズは以下の通り
| 折りたたみ時サイズ | DAHON Fu-Com | MATE Go+ |
|---|---|---|
| 高さ | 72cm | 69cm |
| 長さ | 88cm | 93cm |
| 幅 | 50cm | 48cm |
有意な差があまり出ませんでした。むしろ大体ニアリー。 折りたたみの構造が両車とも同じものですので、もともとのサイズが似ている時点で差はつきにくかったのですね。 赤字で示した数値だけが要チェックポイントになるのかな、といった印象です。 ただ、車載という視点では、このサイズ感であればいずれのモデルでも全く問題なく積むことができると思われますので、決定的な優位性がどちらかにあるわけではないですね。
むしろ、「バッテリーにまつわる折りたたみ」の領域が運用にあたっての違いが大きく出る部分です。 というのもFu-Comはシートポスト(サドル下の棒部分)自体がバッテリーそのもの、という特徴があるので、実は「充電時は折りたたみが一応不可」ということになるわけです。下図をご覧ください。

シートポストバッテリーの下端は、DAHON車の特徴のひとつ「折りたたみ時の着地点の1つ」としての役割を持ちますので、シートポストを充電する際にシートポストを外す運用スタイルでは、地面に置くことが(一応)できない。という説明になるわけです。(物理的には折りたためますが、置きようがない)
やりようはありますので、続きはお店で説明いたします!
MATE Go+はそれに対して全くの逆で「バッテリーを取り外す時は必ず折りたたむ」という運用になっていきます。
以下の映像を参照ください。
フレーム内部にバッテリーが格納されている車体なので、充電時にバッテリーを自宅へ持ち帰る為に折りたたみの機能を活用するということになるわけです。 電源さえ確保できれば、バッテリーを取り外さずに直接充電をすることもできますが、こちらもある工夫で運用性を高められますので、詳しくは店頭にて説明いたします!
諸元編
以下の項目は、それぞれのモデルのスペックから、違いを見いだしてみよう!というものです。




| DAHON Fu-Com | MATE Go+ | |
|---|---|---|
| タイヤサイズ | 20 x 2.0 インチ(≒50.8mm) | 20 x 1.95 インチ(≒49.5mm) |
| ブレーキ | 機械式ディスクブレーキ SHIMANO BR-TX805 | 機械式ディスクブレーキ |
| 変速 | 7s | 7s |
| 重量 | 18.5kg | 約21kg |
| バッテリー容量 | 36V / 10.0Ah | 36V / 7.8Ah |
| アシスト距離 | 120km | 60km |
| グッドデザイン賞 | 2024受賞 | 2025受賞 |
| 車体価格 | 225,500円(税込) | 220,000円(税込)~ |
スペック比較というのは、得てしてこういうものですが。 それぞれのブランドが公表している同一項目で比較してみたところ、大げさに違うポイントはやはり少ないかな、といった印象です。タイヤ幅の違いは、表記サイズ上はワンサイズ違いですが、mm換算すると微々たる違い。レール式駐輪場への駐輪はほぼほぼ問題ないですね。 容量差の小ささに対してアシスト距離が2倍という差は、それぞれの車体重量の違いによるものも反映されていると思われますが、ここのスペック差は、検討されている方のデザインの嗜好を超えるものではないでしょう。 どちらもグッドデザイン賞受賞です!
ちなみに、MATE Go+の車体価格は、複数用意されている仕様違いで変動いたします。
スターターキット:Fライト・Rライト・Rキャリア・FRフェンダー付き
ファミリー:スターターキットに、チャイルドシート・両立スタンドが付いたモデル

MATE Go+については、発売時のエントリーでも深堀りしておりますので、気になった方はこちらもお読みください!
乗車人数(子乗せ)編

この項目は、それだけでどちらかに決まってしまう方がいるくらいの強い要素ですが、MATE Go+はチャイルドシートが取付可能です! お子様を送迎するものとしての自転車を検討されている方は、子乗せが取り付けられる車両を選びましょう! ただ、MATE Go+は「幼児2人同乗基準適合車」ではありませんので、前後にチャイルドシートを取り付けて3人乗りをすることはできませんのでご注意ください。
カラーラインナップ編
DAHON Fu-Com (2colors)
MATE Go+ (5colors)
Fu-Comは重厚さが魅力の2カラーに対して、MATE Go+はハウスカラーである「SUBDUED BLACK」を始めとしたバラエティに富んだ5カラーでの展開。 カラーはお客様が気に入る色とのマッチング次第な所があるので、数的有利が車体の人気には直結するとは思っていませんが、選べる楽しさもあるのはよいことですね。
まとめ

いろいろな目線でこの2モデルを比較してみましたが、いかがでしたでしょうか。
自転車の検討を進めていくと、どうしても今回の記事のようにポジションが近いモデル同士が残ってしまい、そこからどう選ぶかで煮詰まってしまう方は多くいらっしゃいます。 お話ししながら最適なご提案を見つけてまいりますので、今回の車両に限らず、自転車選びに困ったらハヤサカサイクルまで!

仙台中央店
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