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みなさんこんにちは、仙台中央店のちばです。
先日発表されたヤマハの電動アシスト「PAS CRAIG ALLEY(パスクレイグアリー)」。久しぶりの完全新車で高まっております! 今回は、来年3月の発売に向けて色々この自転車を深堀りしていきたいと思います! この記事を読んで気になった方はぜひお店でご相談ください!

PAS CRAIG ALLEY 小路を征く

今回発表のこちらのモデル、名前から分かる通り、既に発売され人気を集めている「PAS CRAIG(パスクレイグ)」のシリーズ商品なのです。 後ろの「Alley」は、(主に都市部の)小道や小路を表す英単語。 小回りの効くコンパクトな自転車で、細い道でもキビキビ進める、といったイメージでしょうか。
細めのスチールフレームで見た目スタイリッシュな点や、エラーの発生率が低い内装変速の採用などクレイグ譲りの要素も多くありますが、クレイグアリーならではの要素も多く見受けられました。色々、比較しながらこの自転車の真の魅力を浮き彫りにしていきましょう!
CRAIG ALLEYの基本的なスペック


まずは主だった諸元から。 車輪が小さい、いわゆる「ミニベロ電動」や、「小径電動」と僕らが呼ぶカテゴリの1台です。 メーカー公式HPに掲載されている主要諸元にて、私が気になった部分はマークアップしております。 これらの要素が、他のモデル達に比べてどう違っているのか見ていきたいと思います。 ・・・アシストレベル星4!?
諸元やカラーバリエーションについて、分かりやすくまとめた記事は以下のエントリをご覧ください。
VS. PAS CRAIG 「兄弟機」編

まず比較いたしまするは、PAS CRAIG。 2024年に発売開始となった、スポーティなデザインの電動アシストモデル。 ”Urban Outrunner”をコンセプトに、日々の通勤・通学のみならず、「更に自由な毎日」へ駆け出せる自転車として多くの方にお買い求め頂いております。 更に、機能充実版である「PAS CRAIG +」も追加で販売され、距離的にタフな使い方のユーザーからの信頼も厚いモデルとなりました。
クレイグアリーの兄弟機であるモデル達ですが、何が違うのか、以下の表をご覧ください。違いが大きい部分や、有意な項目を列挙してみました。
| CRAIG ALLEY | CRAIG | CRAIG + | |
|---|---|---|---|
| フレーム素材 | スチール | スチール | スチール |
| 変速 | 内装3段 | 内装3段 | 内装3段 |
| 車体重量 | 22.4kg(ワイヤー錠含) | 21.6kg | 22.6kg |
| タイヤサイズ | 20x2.125(≒幅52mm) | 700x38c(≒幅35mm) | 700x38c(≒幅35mm) |
| バッテリー容量 | 15.8Ah | 8.9Ah | 15.8Ah |
| アシスト距離(エコ/スマート/強) | 128 / 75 / 63 km | 70 / 40 / 36 km | 124 / 71 / 64 km |
| 適応身長の目安 | 153cm~※ | 156cm~ | 156cm~ |
| F/Rブレーキ | Vブレーキ/ローラー | キャリパー/ローラー | キャリパー/ローラー |
CRAIGシリーズの特徴である「細身のスチールフレームでスタイリッシュなルックス」や「あえて内装変速を採用することで故障リスクを低減」はいずれのモデルも共通です。 車体重量は、小径タイプのアリーがまさかの中央値という結果でした。 車輪の大きさと車両重量が比例する考えはもう古いのかもしれません。 また、関連して適応身長の目安にも大差が無い点も要チェックです。 「小径車=小柄な方用」の方程式もこのモデルではやや成立していないか、と思われます。
有意な違いとしては、タイヤサイズ(幅)になると思います。 スポーティ電動のクレイグ・クレイグプラスは幅35mmのクロスバイクとして少し太い程度のサイズのところ、クレイグアリーは約52mmという、小径車としても、駐輪レールに対応するものとしても最大クラスのものを履いています。 このサイズになると、ルックスへの影響も当然出てきますので、クレイグ・クレイグプラスが「シュッとした」自転車ならば、クレイグアリーは「ゴツい」自転車のイメージを持たれる方が多いのではないかな、と予想してます。 私もまだ実車見てないでわかりませんけど! 太いタイヤは段差の乗り越え時の衝撃をやわらげてくれるので、ゴツいなりのメリットもしっかりあります。

VS. PAS CITY-C & X 「小径自転車」編

次の刺客は、PAS CITYシリーズより、CITY-CとCITY-Xです! ヤマハの小径電動といえば、というくらい双璧の2車種ですが、クレイグアリーはどう喰らいついて行くのでしょうか!
| CRAIG ALLEY | CITY-C | CITY-X | |
|---|---|---|---|
| フレーム素材 | スチール | アルミ | アルミ |
| 車体重量 | 22.4kg(ワイヤー錠含) | 21.0kg | 20.9kg |
| 全長 | 1,620mm | 1,535mm | 1,585mm |
| タイヤサイズ | 20x2.125(≒幅52mm) | 20×1.75(≒幅45mm) | 20×1・3/8(≒幅35mm) |
| バッテリー容量 | 15.8Ah | 15.8Ah | 15.8Ah |
| アシスト距離(エコ/スマート/強) | 128 / 75 / 63 km | 100 / 71 / 62 km | 124 / 71 / 64 km |
| アシストレベル | ★★★★☆☆ | ★★★☆☆☆ | ★★★☆☆☆ |
| 適応身長の目安 | 153cm~※ | 140cm~ | 153cm~ |
フレーム素材から違いますね。アルミであるがゆえの軽量さがCITYシリーズにはあります。しかしながら小径電動なのでフレーム素材量が小さい為、その差はささやかなものです。 タイヤ幅のmmは実車にノギスを当てた実測値です。この数値の違いは、乗り心地に明らかな違いをもたらすサイズ差が発生しています。この中で比較すると一番キビキビ走れるのはCITY-Xになるんでしょう。 フレーム形状からくる適応身長の目安が一番低いのはCITY-Cでした。小学生のご家族込みでシェアする使い方で人気しているのがCITY-Cなのは自明ですね。
クレイグアリーのアシスト距離「最大128km」は、現行PASシリーズの中では実は最長! 所有されてる方は、中々オートエコモードプラスメインでの運用はされていないように思いますが、いざという時の省エネモードとしての存在意義が一番高いモデルと言えそうです。
今回の内容の中で、一番目を引いたのはアシストレベルでした! ヤマハは、自社モデルのアシストパワーのレベルを6段階評価で公表しているのですが、今回のクレイグアリーは☆4つでした。つまり、「1人乗り用ミニベロ電動として初の☆4モデル」であり、現行のYAMAHAミニベロ電動達より強いアシストパワーを持つことになります! 表にもまとめた通り、CITYシリーズのアシストレベルは☆3評価であり、多少マイルドなアシスト感ゆえに「パワーより軽さを求めるならPAS CITY」という説明をしていましたが、ここからはアシストパワーの味付けでも選び分けができるようになるということです。
VS. ベロスター・ミニ 「結局これがやりたい」編

説明不要の人気車種、パナソニックはベロスターミニでございます。 お客様の検討対象の筆頭はきっとこちらの車体になることだと思います。 実際クレイグアリー、明らか意識してますからね。 形だけでそれが分かるくらい気持ちのよい2車種です。 メーカーまたぎのモデル比較ですが、ここは臆せずやっていきましょう!
| CRAIG ALLEY | ベロスター・ミニ | |
|---|---|---|
| フレーム素材 | スチール | アルミ |
| 車体重量 | 22.4kg(ワイヤー錠含) | 20.1kg |
| 全長 | 1,620mm | 1,570mm |
| 変速 | 内装3段 | 外装7段 |
| タイヤサイズ | 20×2.125(≒幅52mm) | 20×1.50(≒幅37.8mm) |
| バッテリー容量 | 15.8Ah | 8.0Ah |
| アシスト距離(弱/中/強) ※モード名は便宜上 | 128 / 75 / 63 km | 64 / 40 / 31 km |
| 適応身長の目安 | 153cm~※ | 149cm~ |
色々なモデルと比較すると、発見が多いです。 クレイグアリー、実は全長が長い! ざっくり調べた限り、全長160cmを超える一人乗り20インチ電動は御三家(ヤマハ、BS、パナ)の中では唯一ですね。 この要素とタイヤの太さでもたらされるものは、他にはない直進安定性と段差の走破性ということになります。 変速の仕様も異なっています。
バッテリー容量は、ヤマハが推し進める「(ほぼ)全車種15.8Ah化」の流れがあるので、ベロスターミニと比較すると約2倍の開きがあり、アシスト距離もそれに応じて約2倍のアシスト距離になっております。使用想定距離に応じて選び分けください。
乗車可能身長の目安にある程度の差があります! というよりクレイグアリー、適応身長の目安がミニベロ電動にしてはやや高いのです。ここも独自性と言えそう。
ちなみに、ベロスターミニは5年前のモデルチェンジにて、フレームを小サイズ化し、149cmから乗車可能というように身長的なボトムを変えましたが、その時にルックスも結構変化していたんですよね。以下のスライドをご覧ください。
モデルに歴史あり。 続いてクレイグアリー(全3色)
クレイグアリーの方がリア三角含めて綺麗なカタチに感じます。 でも現行ベロスターミニの形状のおかげであちらは小柄な方でも乗れる・・・良いジレンマを感じます。

いかがでしたでしょうか。 様々なモデルとの比較でクレイグアリーの魅力を少し浮き彫りにできた・・・かな!?
気になった方はご相談ください。日本最速で予約しちゃいましょう。 ご来店お待ちしております!

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