ディスクブレーキのメンテナンス(油圧)

ディスクブレーキのメンテナンス(油圧)

【自転車メンテナンスブログ】

みなさん、ディスクブレーキ搭載の自転車乗ってますか?

というわけで、今日のお題はディスクブレーキ。

ハイエンドクラスのスポーツバイクに限らず、通勤通学向けのクロスバイクでも、このディスクブレーキのものがスタンダードになってきました。

「買ったときに、メンテナンスについていろいろ聞いたけど、、、結局何もしてない!」

なんて方もいるんじゃないでしょうか。

たしかな制動力と性能をもつ油圧のディスクブレーキですが、メンテナンスを怠ると思わぬ故障やトラブルの可能性も。

購入後1~2年経ってる方はぜひ参考にしてください。

↓↓↓

さて、油圧のディスクブレーキ…

気に留めておくポイントは2つ。

・ブレーキパッドとディスクローターは使用するほど薄くなっていく。

・ブレーキレバーとキャリパー本体を繋ぐホース内のオイルは交換が必要。

ということです。

まず1点目。

当然ながら、どんなブレーキでも構造上消耗するものです。

ディスクブレーキの場合、

ブレーキパッドがブレーキ本体内にあって見えにくいため、パッド残量の確認を怠りがちです。

パッと見、外からは見えません。

(構造を理解していれば隙間から見えなくもないんですが…ちょっとむずかしい。)

ディスクブレーキでもメカニカル(機械式)と呼ばれるケーブル制御のタイプは、

構造上、ブレーキパッドが薄くなればレバーの握り幅が広がっていくことで、操作上の違和感を感じ、症状に気づくことができます。

これが油圧のディスクブレーキの場合、

パッドの消耗に合わせてピストンが近づいていく構造のため、

限界近く消耗が進まないと、(詳しい説明はここでは省きます。)

一般ユーザーの方には分かりづらいと思います。

汚れもかなり溜まってますね。

これは、実際に購入後数年パッドを交換せず、今回ブレーキに違和感を感じてご来店された方の物です。

左が今回取り出したもの。右が新品のパッドです。

正面から見ても薄いのが分かりますね。

端の部分はもはや欠け落ち、台座まで削れてしまっています。

これでは、本来の制動力も発揮できず危険です。

一般的に、ディスクブレーキのパッドは新品時で2mmほどの厚み。

これが、1.3~1.5mmまで薄くなれば、交換時期目安と言っていいと思います。

ちなみにディスクローターも薄くなっていきます。

ディスクローターの場合は新品時の実測で1.7~1.8ぐらいだと思いますが、1.5mmが交換目安とされています。

そして、ポイントの2点目。

ブレーキフルードと呼ばれるオイルの交換です。

今回このお客様も数年オイル交換をしていなく、握るレバーの具合が良くありませんでした。。

原因は、このようなオイルの変質や汚れと空気の混入です。

ホース内のオイルも、様々な環境下において劣化しますので、定期的に交換することをお勧めします。

古い汚れたオイルを押し出し、きれいなオイルになるとこんな鮮やかなピンク色をしています。(オイルの種類によりけり)

銀色の円柱型の部分が、パッドを押し出すピストン部。

ブレーキの削れカスなど、本体の汚れもきれいにすれば…

このように。

ブレーキパッドも新しくなりました。

これで本来の性能を取り戻し、レバーの操作感も良好です。

ディスクブレーキそのものは、

とても良い性能を持っていて、サイクリング等アクティブに乗りたい方に間違いなくお勧めできますが、

本来の性能を維持するためには、当然、定期的なメンテナンスが必要です。

・ブレーキパッドの消耗チェック

・ブレーキフルード(オイル)の定期的な交換

この2つをぜひ頭の片隅に入れておいてください。

尚、全体的な車両点検などの際には、

もちろんパッドの消耗チェックをしますし、点検上ブレーキフルードの劣化が疑われる場合は、

こちらも追加でご案内しています。

故障の実感がなくても、自転車店で目安半年ごとの定期点検。

ぜひご検討下さい。

しっかりメンテナンスされたバイクは、ライドをもっと楽しくしますよ。

ではまた。

イマイズミでした。

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