電動アシスト自転車、冬の雪道対策。スパイクタイヤ装着レビュー

電動アシスト自転車、冬の雪道対策。スパイクタイヤ装着レビュー

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こんな道を走ってきました。

自転車をなぜ乗るか。それは、歩くよりも速く、目的に到着すること。そのための乗り物です。しかし、冬の積雪後は自転車では走ることができず、通勤のための時間や、お金がかかってしまいます。
これでは自転車としての使命を果たすことができません。

ということで冬の雪にも負けないようにと考えた結果、とっておきを導入することにしました。
冬タイヤです。今回はスパイクタイヤを取り付けました。

取り付けビフォーアフター

タイヤの凶悪さが増しました。

スパイクタイヤについて

取り付けたベロスターミニは車輪のサイズが20×1.5。同サイズのタイヤが無かったため、20×1.6と少し太いタイヤを装着しました。

SCHWALBE MARATHON WINTER。チューブは使い回せましたのでタイヤのみで大丈夫でしたが、チューブは空気圧管理のためにフレンチバルブのチューブに変更しても良かったかもしれません。今回は前後スパイクタイヤとしましたが、スタッドレスもあります。

横からでもわかるスパイクが主張してきます。

メリット つけてみて良かったこと

つける前は正直なところ、そうはいっても、タイヤからちょっとピンが出ているだけだと思っていましたが、先日仙台市に雪が降った際に早速走り回ってみました。

写真のような道を走ってきましたが、全く滑らない。怖くない。思った以上に効果がありました。これはすごい。冬の雪道に絶大な効果がありました。

それなりにいろいろと走ってみたのですが、

写真の様な平坦な氷やアイスバーンには強く、雪かきをした後の雪が集まって凍ったところ、足跡やタイヤ痕のまま固まったところは走りにくいです。もともと自転車は段差には強くないので、そこはそのまま弱点となっています。

過信は出来ませんが、雪の上でも安心して乗ることが出来ています。スパイクタイヤを履くことにより雪だからと自転車移動を諦め、早めに出発して公共交通機関を使わなくても良くなりました!※場所によります。

デメリット ここが気になる

雪道に絶大な効果がありましたが、同時に気になる部分もありました。大まかには2点。

  • 大きめな走行音
  • 速度

どちらもスパイクタイヤ由来のデメリットになります。

まず走行音。雪の中では気にならないのですが、雪がなくなった道路上では「バリバリ」とスパイクが擦れる音がします。乗ってるうちに気にならなくなりますが、人通りが多いところを走ると気になるかもしれません。

次に速度。イメージとしては、通常のタイヤが「速度100:グリップ50」だとすれば、スパイクタイヤは「速度70:グリップ80」のようなイメージです。速度が少なくなる代わりにグリップ力をあげているような感じです。
ノーマルタイヤと比べ、足への負荷が高くなるので、電動アシスト自転車なら、通常より1段階アシストパワーをあげるのがおすすめです。

他のスタッフから、カーブ時や、マンホールなどで滑りやすいと聞いていたのですが、電動アシスト自転車の速度域では、そこまで気にならなかったです。個体差なのかもしれませんが、空気がパンパンに入っていると乗りにくいので、少し空気を少なめにしたほうが乗りやすいです。

1年間スパイクタイヤで乗り切ることもできなくはないのですが、上述のデメリットのみが強調されるので、おすすめはできません。シーズン毎に履き替えていただいた方が良いかと思います。

まとめ

スパイクタイヤには冬でも自転車に乗れる大きなメリットがある反面、デメリットも少なくないです。今年のような雪が多い年なら最高ですが、雪の少ない年ではメリットが発揮できずに、デメリットが強調されてしまいます。このあたりを理解した上で使うととても便利に使えるかと思います。

朝早く、夜遅く自転車で通勤しなければならない方。公共交通機関を利用すると遅くなる方、地下鉄東西線と南北線を乗り継がないと目的地に到着しない方。そんな方にはとても大きなメリットがあります。

ご相談いただければ詳しくお答えできます。
気になる方はお問い合わせください!

2023年1月追記 その後

2023年現在、3シーズン目に突入しましたが、冬のみ交換するスパイクタイヤは現状のまま使い続けられています。側面にヒビは入ってきたので、そろそろ交換時期かもしれない。と言ったところです。

使い続けていても性能の下降は特に感じられません。凍結路には滅法強く、冬の自転車通勤の安全性が向上しています。メリットデメリットについては、この記事を書いた当初と変わりません。

雪道を走る場合には、雪がない場合にくらべゆっくりめに走る!カーブは最大限にスピードを落として!スパイクタイヤを過信せず、歩くよりは速い、という気持ちで、いつもより時間がかかることを考えて少し早めに家を出ることが大事です。積雪が多い場合には公共交通機関、歩く、出歩かない、と言った選択も必要ですね。

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