街乗り系自転車用ヘルメット、改めて色々お伝えしたいこと。

街乗り系自転車用ヘルメット、改めて色々お伝えしたいこと。

本ページの最終更新は2023-07-24です。情報が古い可能性がありますのでご注意ください。
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皆さんこんにちは。ハヤサカサイクル仙台中央店のちばです。街乗り系ヘルメット担当です。

自転車用ヘルメット、皆さんかぶっておられますか。 4月の改正道路交通法によって”努力義務”化がなされましたが、当店では多くのお客様にお買い求めいただき、まだお渡しができてない予約販売も数多く受注しております。 ありがたいことですが、ご注文中のお客様は今しばらくお待ち下さい! 納期確認はお気軽に!

報道によると、着用率はじわじわ上がってきているようで、自転車ユーザーの皆さまの意識の高まりを感じつづける今日このごろです。

在庫不足はすでに解消という新聞記事もございますが、本当に求められているヘルメットはなかなか入ってこない。。。

そこで!今回は、只今購入できる街乗り系ヘルメットのご紹介からしてまいりたいと思います!

今買えるヘルメットは、こちらです!(他にもあります)

他にも多くのヘルメットを在庫しておりますが、今購入できるヘルメットをピックアップしてまとめました。

以前にもご紹介したモデルも混ざってますが、これらのヘルメットは街乗りとして使う上での、デザイン性と機能性、価格を両立させているモデル達です。 なにより今買えれば今から着用できますからね。購入を迷われている方はぜひ一度お試しにご来店ください!

次は、改めてお話ししたい安全規格と、選び方についてです。

ヘルメットは安全規格準拠のものが安心(規格も色々あります)

今、デザインと同じくらい取り沙汰されているのはヘルメットの安全性。 私達の仕入れの基準は「安全規格をなんらか満たしているか」というもの。日本のメーカーだったら「SGマーク」、欧米のメーカーであれば「CEマーク(ヨーロッパ)」や「CPSCマーク(アメリカ)」に準拠しているかと言う部分ですね。最近だと、EU離脱に伴なうイギリス独自の新しい安全規格「UKCAマーク」も見かけるようになりました。

インターネットで気軽に購入できる価格帯のヘルメットは、これらの安全規格を満たしていないものが散在しているようで、それであるがゆえにヘルメットを被っていたのに怪我を負う可能性が出てしまったりもします。

国民生活センター ー安全性に係る規格等への適合状況ー 

「SGマークが入ったヘルメットじゃないと通勤用に認めてもらえない」というご相談をいただいたこともあるのですが、例えばアメリカメーカーは、CPSPやCEには準拠する場合がほとんとですが、日本のSGマークをつけることは無いか、非常に稀だと思います。 校則や社則は時として法律を超越しますが、安全規格はそれぞれの基準で厳しいテストをパスした商品につけられるものである為、安全規格を満たしているヘルメットは安心してお使い頂ければと思います。 

ヘルメットの選び方(まず試着しましょう)

このポスターもお店で掲出しているものです。ヘルメットはフィッティングがまーー難しい!

キャップやハットのような布生地が主体で作られたものとは違い、ヘルメットは内部構造の「衝撃吸収ライナー」(発泡スチロールで出来たメイン構造です)が、フィット感を左右します。ライナーは頭に合わせて形状が変化することがないので、サイズが合わなかったり、圧迫感が強く出たりすると、自転車ライフは修羅の道と化します。

つまり、頭の周長サイズの適切なチョイスだけでは不足なのです。 ”側頭部が痛いけど、サイズは合っているから大丈夫・・・だよね” そんな選び方をしないようにするためには、1にも2にも試着あるのみです。

ポスターにもあるように、欧米人とアジア人の頭蓋骨にはある程度形状の違いがあります。 しかし、一律でこの特徴通りという訳でもないのが難しいところ。 日本人の方でも海外ブランドの方が塩梅良い方も多くおられますし、逆もおられることでしょう。 被ったときにシルエットがしっかり出るかどうかもかぶる上でのモチベーションに直結するので、やはり試着こそが購入の最大の近道なのです。

最新のヘルメット事情(会話!ライト!更なる安全機能も)

ここまでは、ヘルメットの少しシリアスな領域でお話ししてきましたが、ここからは! 最新のヘルメット事情をご紹介してまいりましょう! 安全性はもちろんのこと、それぞれのブランドならではの独自機能があると、自転車の時間がもっと楽しくなるかもしれませんよ!

・Bluetooth内蔵で会話も通話も音楽も!「SENAヘルメット」

スピーカーは耳の直上にくるような位置です

SENAヘルメットは、内蔵のBluetoothとマイク・スピーカーで、一緒にサイクリングしているお友達との会話(※)が出来、携帯電話と紐づけすることでの通話や、マップの音声ナビを飛ばせば画面を見ずとも目的地に案内してくれる! Bluetoothひとつで自転車の世界が広がるスマートヘルメットでございます。

当店スタッフにも愛用者がいますが、県外出身のため「音声ナビで迷わず観光できるのはよい」というインプレもいただいてます。

耳を塞ぐスピーカー構造ではないので、しっかり周りの環境音を把握しながら走行できます。(音量には注意しましょう!)

頭を守った上で、こういった付加価値があると嬉しいですよね。

安全+聞く・話す楽しさ=SENA ぜひご検討を!

※会話相手もSENAヘルである必要があります。他機種との会話には”通話”によって可能となります。

光よ!フロント・リアライト、ウィンカーまで!「LUMOS(ルーモス)」

新規取り扱いブランド「LUMOS」(ルーモス)は、ヘルメットにFライト・Rライト・ウィンカーが装備された「明るいヘルメット」です! ちなみにルーモスは某魔法学校では1年生で習う魔法ですね。

ウィンカーは、ハンドル部分に設置するリモートスイッチによって任意の方向ライトを点滅させることができるので、後続に対して簡単に右左折を伝えることができます。 手信号より、手軽で確実な伝達です。

物理的な安全+視覚的な安全=LUMOS 8月下旬発売予定です!

一歩先ゆく安全の新機能「MIPS(ミップス)」

最後にご紹介するのは、ブランド独自の機能とは違い、仕組みとして発明された最新の安全性向上機能「MIPS」です!

MIPSについては、ヘルメットブランドGIROが詳しく解説している特設ページをご覧頂ければと思いますが、平易に述べると「転倒時の脳の受傷度合いを軽くする、頭とヘルメットの間に配置されるレイヤー構造」です。 平易に言えない!

左は黒色、右は黄色の樹脂パーツがMIPSです

2016年頃から一部のヘルメットに採用されてから、今現在では子供用ヘルメット(写真では右側です)にも付くことが増えてきたMIPS。 1000分の2秒という刹那で起こる転倒や事故の衝撃を緩和できるとすればこそ、MIPSモデルもまたオススメできるものでございます。

MIPS採用モデルは、ヘルメット外装にもマークが付きます

このMIPS、どこかのブランドの独自の機能というものではなく、MIPSという仕組みをヘルメットブランドが自社製品に採用するかをチョイスするものなので、MIPS搭載モデルは思いのほか多くあります。 本日ご紹介したヘルメットにも「MIPSモデル」がラインナップされているものもございます。

「いざという時、脳のダメージが少なくなるなら、それに越したことはない」 MIPSの紹介はこれに尽きます。

是非、ご検討の材料として覚えておいていただければ幸いです。

僕ですか。僕のはMIPS付いてないです。

色々お話してまいりましたが、被ること自体を迷われている方は、一度ご来店頂ければと思います。

安全性・デザイン性を踏まえ、気に入って着用できるヘルメットが見つかれば誠に重畳でございます!

仙台中央店

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  • TEL:022-398-8195
  • FAX:022-217-8195
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