
日本で最も古いモーターサイクルブランドである“MEGURO”が1964年に生み出した最後期のロードスポーツモデル「カワサキ 250 メグロ SG」の正式な後継機種として再び蘇ったモデルが “Kawasaki MEGURO-S1”。そんな時代背景に合わせて当社でもクラシカルな方向性でカスタム車を作成してみました。

元より前後フェンダーがスチール製であったり、高品質なメッキが採用されていたり丁寧なつくり。これを外すと非常に勿体ないので『カスタム車 = 大幅な変更』という概念は今回やめて、あくまで純正の良さはそのままに、当時の時代背景に合わせたカスタマイズをしようかなと。


『昭和を感じる男らしさ = “とっつぁん仕様』で良いんじゃないですか? という声が現場より。流石に『Kawasaki MEGURO-S1 とっつぁん仕様』というのは『ふざけすぎ』とも思われそうなので『とっつぁん = TTN』として『Kawasaki MEGURO-S1 MODEL TTN』として命名。

まずはヴィンテージスタイルのウインカーへ。このデカさが今となっては逆にお洒落! 確実に安全性も増してます(笑)加えてヘッドライト下に昔の装飾さながらのエンブレムをマウント。スクリーンはショートタイプ。風貌効果に加え少しだけスピード感を演出しました。グリップもクラシカルなデザインへ変更。

インジェクションカバーをメッキからマットブラックへ。小さな部品ですがエンジンに締まりが出ました。エンジンガードはヘプコ製。本体内部が2重パイプになっていて絶妙な強度で愛車と身を守ってくれます。曲がり具合や仕上がりも良いです。

タイヤは王道 TT100GPを太さをアップして装着! マン島T.T.レースをはじめ世界のレースシーンで数々の栄光に輝いたTT100の伝統のパターンをベースに、現代のテクノロジーを惜しみなく注入したヴィンテージスポーツ・タイヤ。分かる人には刺さるタイヤを選択!!

実用的なクラシックキャリア。無骨なスタイルにはキャリアが似合います。そして何かと機能的。

極厚リアルレザーの高級サドルバッグを贅沢に装着。小さすぎず大きすぎずのサイズで雨具や盗難防止ロック等の所持に一役買います。フェイクレザーでは紫外線でパリパリと割れてしまい長持ちしない場合もありますが、レザーに関してはまさに一生物! マット質なレザーですが使い込むことで艶も出てくるのでエイジングも楽しむことが出来ます。

本来は“引き算”方式で軽量化していくのが多い中、今回ばかりは“足し算”で実用的に渋く!ご覧の様にクラシカルなルックスに仕上がりました。



ということで和のテイストが似合う “kawasaki MEGURO S-1” に仕上がりました。既に泉バイパス店にデモ車展示をしておりますが、『可愛い』『このまま欲しい』と老若男女問わず評判は上々! とっつぁん仕様だからこそ、渋いバイクを逆に女子にも乗ってもらいたい! 逆にお洒落ではないでしょうか!!


















