ハーレーダビッドソンと言えば、巨大なボディに大排気量のV型2気筒エンジン。重厚なボディをビッグトルクで弾むように押し出し、重低音の排気音と共に疾走する！そんなイメージが長い歴史の中で根付いてきていると思います。しかしながら、近年のハーレーでは新たなカテゴリーにも挑戦し、独自の方向性と乗り味で意欲的にモデルを発表しております。自由の国 アメリカが今まで以上に自由にものづくりを始めたということでしょう。
そんな中、数年前に突如現れたのが “X500/350” の“X”シリーズ。“X”と聞けば私の世代的には“X-JAPAN”となりそうですが、そうではなく、純粋にバイクのモデル名“X”でございます。その中でも“X350”に関してはハーレーの歴史上、相当久しぶりに出したであろう中型免許で乗れる排気量353㏄を持つハーレーダビッドソン。見た目には国産車で言う“ネイキッド” “ストリートファイター”に属すような、我々 日本人にも親しみやすいスタイリング。
その心臓部はV型ではなく、国産バイクでも見慣れた並列2気筒ですが、このシリーズに搭載された並列2気筒エンジンは通常とは一味違います。と言いますのも・・・360度クランクを採用しております。『何だって!? あの360度を採用しているだって!!!』とイメージされる方はマニアック過ぎると思いますので、簡単に説明しますと・・・凄く珍しい構造をした2気筒エンジンです（簡略化し過ぎ）
国産車で360度クランクを採用されているのはカワサキの名車W800シリーズのみ。実際に360度だとどうなるの？ と言うところですが、爆発間隔が等しくなり低速域から安定したトルクが発生して滑らかなエンジンの動きとなるわけですね。特に中速～高速となった場合は4気筒の様な特性が生まれ『これ2気筒の走りじゃねェだろ！』と言うような、良い意味でのギャップが楽しめるバイク。すなわち『個性的』です。
X350では、カワサキ “W” の様にクラシカルなタイプではありませんが構造的には同タイプの360度クランクを採用しながらも、それをスポーティーに扱えるまで仕上げた特別なエンジン。排気音が独自で格好良く、全速度域で粘りがあり想像以上に力強いです。音に関しては動画撮影しましたのでコチラをご覧ください。
どうでしょう？ 明らかに普段聞かない独特なエキゾーストノート（排気音）ではないでしょうか！ 実際はもっと低音もきいて動画よりも格好良いはずです。立ち上がってからの分厚いトルクと力強さは排気量を忘れさせてくれるような迫力で、回転数を上げる程にトルクの厚みが増していくのが実に面白いです。しいて言えば、スポーツというよりはネイキッド感覚で乗って頂ける方にオススメです。
ハーレーと言えば今も王道クルーザーのイメージが強いですが、新たなジャンルの幕開けとして生み出された“X”シリーズもお見逃しなく！ 価格は国産バイクをライバルに狙った価格帯ですのでむしろリーズナブルな設定です。ご紹介した写真のバイクは当社グループ（ハーレーダビッドソン宮城）で試乗車として活用していた安心できるハーレー認定中古車です。状態極上！ 勿論、新車よりもお買い得！是非、ご検討ください！
■HARLEY-DAVIDSON X350
モデル年式：2024年
走行距離：2,672km
車検残：2026年7月
メーカー保証：2027年6月30日
車両販売価格：498,000円（税込）
参考乗出価格：597,800円（税込）
ハヤサカサイクル 泉バイパス店/レンタル819 仙台泉店
国内4メーカーは勿論、ベネリ、サーロン、輸入モデル、レンタルバイクまで正規取扱いが可能。常時200台以上、東北最大級のラインナップの中からお客様に似合ったバイクをご提案致します。メカニックはメーカー最高位資格が多数在籍しワンランク上のアフターサービスやカスタマイズも充実。ツーリング・イベント等のバイクライフまでトータルサポートいたします。
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