早速ですが皆さん、『WORLD BIKE FESTA』ではコチラのバイクを確認して頂けたでしょうか？ 実はこのバイク・・・通常578,000円で販売しておりましたが、イベント特価で298,000円まで値下げをした・・・まさに、赤字仕様の目玉車。好きな人なら分かって頂ける目玉車だったわけです！！ ・・・ということで、今こうしてご紹介しているということは・・・残っております（笑）
まず個人的に見て『凄ェ！』と感じ、注目して頂きたいのが、このとんでもなく長い縦長のエンジン（ロングストローク） そして無駄な配線がほぼ見えない美し過ぎる無駄のない処理。 まるでプラモデルを巨大化させたかの様なシンプルな造形が美し過ぎます。 排気量にして1400㏄、当時の国産アメリカンでは最大排気量を誇るモンスターエンジンは前方シリンダーが空冷、後方シリンダーがスズキの専売特許である油冷となった独自の仕様。 半分ずつ冷却方法が違うとか変態過ぎるぜ！ 僅か2800回転で103n.mのビックトルクを生み出し、車体を鬼の様なトルクで前進させます。なんとミッションは男の4速仕様だ！
ハンドル・スイッチボックスからの配線はハンドルとライザーを中通し、ネックカバー（金属製）等で美しく仕上がっています。リアフットブレーキも内側にマスターシリンダーを配置する等、各パーツのレイアウト１つ１つまで拘りまくった当時のデザイナーやエンジニアのデザインセンス、並々ならぬ熱意を感じずにはいられません。
シートもレトロで良いです。 このフカフカ具合。お尻にも優しい気遣いが素晴らしい！（？）
スイングアームはスイングアームらしからぬ細さ・・・フレームをそのまま伸ばしたかの様なデザイン。駆動方式はチェーンではなくシャフトドライブですが、そのシャフトも同色塗装で装飾されスイングアーム並みに細く、チェーンのみが存在しないかの様なシンプルの極み。 そして左右出しのサイレンサーは限界まで内側に詰められ非常にスリムなルックスに仕上げられております。ハブ等も高品質なアルミ素材を贅沢に使用しており見た目にもゴージャス！
左側はこんな感じ。 後方油冷シリンダー部のエキゾーストパイプが左サイドのステップ内側を通って後方排気へ。無駄のないデザインと独特な機能美。各部のパーツの装着方法を見るだけで『こだわってますね～』と感じます。
ナローなハンドルとフロントフォーク。当時だからこその、こだわり抜いた造形だと言えますね。今の時代、1台に対してここまで専用設計で作るというのは不可能でしょう。そんなイントルーダー1400、状態も良く我々としても展示会で『アメリカンブームが再来しつつある今、間違いなく速攻で売れる！』と考えておりましたが・・・何故か残ってます。 400台もバイクがあったから気付かれなかったのでしょうか？
実用性を切り離し、単純に愉しければ良い！ バイクとは愉しむものだ！ と割り切った作りがCOOL過ぎるイントルーダー1400。 正直、当時はハーレーが大人気でしたので陰に隠れ『こんなバイクあったの？』と感じる方が多いと思いますが、意外にも1987～2009年とロングセールでした。こんなバイクあったんです。
乗り易さや性能面で見れば間違いなく現行型がオススメ！ ですが性能ではない排気音やパワー感、素材や当時だからこそ出来たつくりは、性能だけでは表せない愉しさを秘めています。 この乗り味は今後は出てこないと断言できます。 どうぞ嫁に・・・婿にもらってください。引き続き泉バイパス店で展示・販売中です！
■イントルーダー1400
年式：1992年
走行：31,980km
車検：なし（新規取得後 納車）
保証：なし（現状販売）
販売価格：578,000円 → 298,000円（限定特価）
他：現状販売、東北以外の県外（遠方）は販売不可、対面販売のみ。
ウインカーのみ社外。他 純正状態。
ハヤサカサイクル 泉バイパス店
国内4メーカーは勿論、ベネリ、サーロン、輸入モデル、レンタルバイクまで正規取扱いが可能。常時200台以上、東北最大級のラインナップの中からお客様に似合ったバイクをご提案致します。メカニックはメーカー最高位資格が多数在籍しワンランク上のアフターサービスやカスタマイズも充実。ツーリング・イベント等のバイクライフまでトータルサポートいたします。
- 住所:仙台市泉区松森字後田81-1
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