
私達の扱う“バイク(モーターサイクル)”には“利便性”や“趣味性”といった多様な目的(コンセプト)の元に生み出されています。高い燃費性能や維持費の安さ、移動時間の短縮等の利便性・経済的な目的で生み出されたものや、シンプルに走行を楽しむために趣味・娯楽として開発されたもの。同じ“バイク”であっても求めるニーズや存在意義そのものが違うのです。 そのコンセプトに応じて各メーカーの技術者が試行錯誤の元に改良を加え、新たなモデルとして発売しているのが今ある最新のバイク達です。

近年では世界的な問題となったコロナウイルスによる “コロナ禍” があり、不要不急の外出を避ける傾向が世界的に強まったことから、密を避けながらも愉しむことの出来る“バイク”という存在が改めて再注目され “新たな楽しみ方” “移動手段” として再認知され本格的な “バイクブーム”となりました。
そんなバイクの本質は “人生を豊かにする” ことにあります。


バイクは分かりやすく一言で “愉しい乗り物” です。エンジンに跨り動力を感じながら自転車の様に操縦する。基本構造は自転車にエンジンを載せた様な、乗り物としては原始的な部分もあり、アナログな楽しさも秘めております。例えばクラッチ操作やアクセル操作、車体を傾けて曲がる等、その乗り手によって様々な走り方が出来ること。自分だけの走りが出来るという意味でも自由な乗り物です。

他にも鼓動感や排気音等、走行性能とは別のフィーリングがバイクにおいては醍醐味でもあり、魅力的に感じることが言えます。視覚的に入る流れゆく景色、聴覚で感じる排気音、触覚で感じるエンジン動力や心地良い走行風、嗅覚で感じる自然の香りなど、全身で感じる独自の世界観に浸ったときの “開放感” や “高揚感“ は、実際にバイクに乗ったことのあるライダーにしか分からない部分ではないでしょうか。



“バイク” の持つ魅力は所有欲や贅沢品とは少し違い、同じ趣味を通した年齢や立場と言った垣根を超えた出会い、ツーリング先での思い出等、自分の人生と重ね合わせて積み重ねた歴史や記憶こそ人生の財産になることです。 このことから “お金では買えない価値” があると感じます。バイクが好きで二輪業界従事する私としては、既にバイクを所有している方はこれからも変わらず乗り続けて欲しい。まだ知らない方にはバイクの愉しさや利便性をもっと知って欲しいと願っております。そして、その出会いの場を提供するのが私達の役割でもあると感じております。

東北は全国的に見ても自然に溢れ、ショート&ロングでも、オフロードやサーキットにおいても走りやすい場所が豊富に存在するライダーに恵まれた地域です。季節折々の風景、肌身に感じる気温や香りを全身で感じながら好きなバイクで道を駆ける。何もかも忘れて気の趣くままに走りに身を任せるというのも楽しいものです。

間もなく桜も満開となり春も本格化、バイクシーズンの到来です。今年もバイクライフを楽しんで参りましょう。
ハヤサカサイクルはお客様のバイクライフを全力でサポート致します。どなたでもお気軽にご来店ください。