本ページの最終更新は2020-04-10です。情報が古い可能性がありますのでご注意ください。
現在の在庫状況や、記事についてはこちらからお問い合わせください
またしても小難しいネタですので菅野がお届け致します。
ポエムみたいな感じになってますが、こんなご時世なので『活字の読み物』としてのネタという意味合いが半分、そして仕事として『在庫を売りたい』という目的半分・・・いや8割(笑) どうぞ興味のある方はお付き合いください。
『スピード違反』 という言葉があり、法定速度を違反した際に罰金があるのは、そもそもそういった方々が多いからだと言えます。 胸に手を当てて 『私は生まれてから一度も法定速度を超過したことが無い』 と言える方がどれだけいるのでしょうか? 二輪ディーラーに務め、役職に就く私ですら聞かれれば・・・答えられません(苦笑)
特に写真に上げた様な 『スーパースポーツ』 というカテゴリーにおいては、言ってしまえば法定速度域では満足することが難しい存在です。 ここ最近のスーパースポーツは電子制御を含む様々な進化があり、昔の様に『腕を磨かなければ乗れない』といったジャジャ馬ではないので、普通に乗ることは可能です。
ですが、そのマシンに備わった『美味しい領域』 、つまり他カテゴリーと違う『スーパースポーツだけの持ち味(長所)』を使えているかと言えば、本来のポテンシャルは設計上、『サーキット走行』に特化したマシン構造でありコンセプトなのです。 言うなればX-JAPANのToshiの様な激しくも美しい高音域を出せる声帯を持った男性シンガーが、持ち味を生かさずにありきたりな声でオペラを上手にこなしている様なものです(伝わり難いですね)
レース技術よりフィードバックされた、SHOWA BFF®(Balance Free Frontfork)とSHOWA BFRC® lite(Balance Free Rear Cushion lite)を搭載。いずれも、減衰力応答性向上によるスムーズなストローク、優れたトラクションと吸収性を実現しています。一言で言えば 『超高性能な前後サスペンション』ということです。
サスペンションが良いと地面の接地感をしっかり感じながらも上下左右のブレが無く、エンジンの出力を足元でロスすることなく走りに繋げます。誰もが経験したことがあるかと思いますが、車でも『良い車』とは高速走行でもノイズが少なく運転しやすい。電車と新幹線であっても車内の騒音や振動に大きな違いがあることはご存知かと思います。 特にバイクの場合は車体をバンク(倒し込んで)して曲がる乗り物ですので足回りが悪いと『グラつく』『加速にダイレクト感が無い』『イメージ通りのブレーキングが出来ない』『イメージ通りに曲がれない = 危険』 となりますので走りに直結する非常に重要な要素だと言えます。
GSX-R1000Rにはさらに 電子制御式ステアリングダンパーも装備。検知された車輪速により、ECMがオイルの流量を制御、高速時には減衰を増加させ外乱や振動を低減。低速時には減衰を減少させ軽快な取り回しを確保。安定性とシャープなハンドリングを実現します。
スズキレーシングバリアブルバルブタイミング (以下SR-VVT) は 「MotoGPで開発された可変バルブシステム」 になります。小難しい内容にはなってしまいますが、遠心力を使ったシンプルな切替方式で、最もイメージしやすいのがATスクーターにおけるウエイトローラーとプーリーのような遠心力を使った方式でインテークバルブを必要な回転数に応じて切り替え変化させます。
また前回のBLOG(ZX-10RR)同様のフィンガーフォロワーロッカーアームの採用。正確かつ耐久性の高いコントロールを可能としております。バルブはチタン素材にDLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングを施し高回転時の負荷に対応すべく耐久性を大幅に上げております。 いやぁ~こだわってます・・・さすが、歴代最強のGSX-Rを目指した産物だと言えますね。
スズキエキゾーストチューニング-アルファ(SET-A)
連結菅は#1と#4気筒のエキゾーストパイプを連結し、もう1本の連結菅は#2と#3気筒のエキゾーストパイプを連結。各ヘッダーバランスチューブにサーボ制御のバタフライバルブを追加することで、低回転域ではバルブを閉じトルクを増加。高回転時にはバルブを開き、容量増加と背圧低減、排気脈動効果により、より高いパワーを実現する。
スズキトップフィードインジェクター(S-TFI)
ライドバイワイヤーを搭載した、軽量コンパクトな直径46mmスロットルボディは、シングルバタフライバルブを備え、先進のエンジンマネジメントシステムによって制御されている。1気筒あたり、2基の超微粒化10ホールフューエルインジェクターを装備。 プライマリーインジェクターは、スロットルボディに狭角で取り付けられ、エンジン稼働中は常に燃料を噴射。高回転域では、インテークファンネル上部に取り付けられたトップフィードインジェクターも作動し、燃焼効率、スロットルレスポンス、最高出力を向上させるために最適な燃料を噴射する。
この辺はですね。多分、読んだだけでは何を言っているの知識が無ければ分からないと思います。
正直、我々ですら当初は 『小難しい横文字ばかりで何を言ってんのかさっぱり分からん!』 と感じました。 簡略化すれば吸気と排気のシステムを様々な最新技術を惜しみなく投資し、全速度領域で最適化している・・・ということです。 『低速域だけ』『高速域だけ』のような部分的に特化した設定ではなく、全域において緻密にコントロールすることで扱い易く、不必要なクセのない素直な走りが愉しめる。という意味合いですね。
それらをコントロールするにおいて優秀なEMU(頭脳)と様々なセンサーが装着されています。人体構造で言うなれば全身にセンサーが張り巡らされていて、そのデータを用いて潜在能力を最適化し発揮させるということです。 『常人は己の潜在能力の30%しか使えないが、北斗神拳は残りの70%も使用することが出来る』という北斗神拳的な考え方に近いのではないかと。
S-DMSと組合せ30通りから好みのセッティングを選択し、効率的に駆動をリヤタイヤに伝える。
効率的に駆動力をリヤタイヤへ伝えることができるモーショントラックTCS(トラクションコントロールシステム)は、路面の状況、あるいは個人の好みや経験レベルに合わせて、10段階のモードからトラクションコントロール介入レベルを選択できる。
他にも市街地走行において 発進時や低回転走行時に、エンジン回転数、ギヤポジション、スロットル開度、クラッチスイッチの情報を用いて制御する『ローRPMアシスト』や発進時エンジン回転数を自動的に制限し、出力を制御することにより、ライダーはクラッチミートに集中し滑らかで効率的なスタートをサポートする『ローンチコントロール』、シフト操作(アップ・ダウン)をクラッチやスロットルを気にせず操作出来る『双方向クイックシフター』を装備し様々な走りを任意にセッティング出来る。
勿論、いかに性能が良くても『タイムを出す』という目的達成の為には運転技術は必要となってきます。 ですが、いかに高出力なエンジンを搭載しても、その性能を扱うのは『乗り手』であるのは間違いありません。そして『扱いきれないバイク』は恐怖心しか生み出せず、乗っていて『愉しい』と感じることが難しいのではないかなと感じます。
これ以外にも様々なこだわりが詰まったGSX-R1000R、車で言えば数千万円もするフラッグシップの走りをモーターサイクルでは現実的に手に入れることが出来る。決して『腕に覚えがある者』だけの為の存在ではなく、技術の集大成だからこその乗り易さがあります。各メーカー、それぞれの良さがあるかと思いますがGSX-R1000Rは何と言っても全体のバランスとコストパフォーマンスが非常に高いモデルです。(他ブランドより30~50万円安い)
発表時に開発者とお酒を交わしたときに行っていた言葉を今でも覚えています。『今回は歴代最強のGSX-Rを作りたかった。エンジンに関してはYAMAHAと同様にクロスプレーン型も考えたが、色々試したら結局のところクロスプレーンにしない方が良い結果が出た。フレームにもこだわりを持っていて厚さの違う金属を溶接して車体剛性の確保と、しなり特性も考えて走りに貢献させた。今までのGSXはカッチリしていてタイヤのグリップに頼る部分も少なからずあったが今回はそうではない。多分誰も気付かないでしょうが、リアタイヤの接地感を大きく感じることが出来る。違うんですよ。』
メインスパーは、内側を鋳造、外側をプレス成型とすることで、剛性バランスを最適化。一体鋳造となったステアリングヘッドとフロントエンジンハンガー、アッパー、ロワーエンジンマウント、スイングアームピボットと連結され4つのセクションで構成されたアルミフレーム。フレームだけでも語り尽くせない技術の集大成だと言えます。
そんなSUZUKI GSX-R1000Rの2019年式、ECSTARが泉バイパス店に展示中です。 今年度モデルではこのカラーが無くなってしまいますので、スズキのレーシングカラーである『ECSTAR』にこだわりたい方は是非、お早目のご検討をお願い致します。
メーカー希望小売価格:1,960,000円(税抜)に対して 展示品1台限り! 1,898,000円(税抜)となっております。
勿論、新車ですので車検新規3年、メーカー保証2年+ハヤサカ保証1年=3年保証(オプション加入で最大追加2年延長可能) さらに期間限定で1.9%ローン対象(最大120回まで)
他メーカーと比べてコストパフォーマンスが非常に高く、人気の車種です。
ECSTARカラーは既にメーカー完売となっております。
コチラの現車は泉バイパス店に展示中です。
※他店舗でも購入可能です。
ハヤサカサイクル 泉バイパス店/レンタル819 仙台泉店
国内4メーカーは勿論、ベネリ、サーロン、輸入モデル、レンタルバイクまで正規取扱いが可能。常時200台以上、東北最大級のラインナップの中からお客様に似合ったバイクをご提案致します。メカニックはメーカー最高位資格が多数在籍しワンランク上のアフターサービスやカスタマイズも充実。ツーリング・イベント等のバイクライフまでトータルサポートいたします。
- 住所:仙台市泉区松森字後田81-1
- TEL:022-374-7856
- FAX:022-374-7857
- 営業時間:10:00~19:00
- 定休日:火曜日・第3水曜日
総合管理部 菅野