YAMAHA BOLT-R 勝手にレビュー

YAMAHA BOLT-R 勝手にレビュー

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ここ最近、アメリカンバイクのブームがまた来ている気がします。

いや、間違いなく来ている!

そんな中でご紹介したいバイク、それが YAMAHA BOLT-R。
話題はレブルに流れてしまいますが、国内唯一の空冷エンジンを搭載するBOLTを忘れてはいけません。

オールドスクール・チョッパーをこよなく愛する私が個人的見解でYAMAHA BOLTの魅力に迫りたいと思います。
少しマニアックな視点からも捉えますのでご理解ください。

まず、私が個人的に一番目を惹くのが・・・

パイプフレームの美しさ

どうですかこのフロント2本がそびえ立つフレームを! これだけネック部分から後ろまで一貫してラインを通したフレームは多く無いです。 覗くエンジンも含め美しい・・・個人的にはダントツでコレが際立っています。 あくまでも王道なスタイリングでありながら、ネックから2本のフレームがリアまでシンプルに流れていて、どの角度から見てもシンプルで美しいラインを描くフレームの造形美。 最近のバイクは複雑なフレームが多いのですが、BOLTは非常にシンプルで美しい形状だと感じます。エンジンもリジッドマウントされ『分かってるな』と感じさせるものがあります。

エンジンとフレームに間隔を持たせることで『フレームにエンジンを載っている』というイメージが出来上がり、エンジン単体の存在感がやたら強調されることになります。この『搭載感(造語)』が格好良いんですよね。かつ、スイングアームもフレームとデザインを統一。このフレーム・スイングアームという骨格形状が無骨で美しく・・・YAMAHA 考えてんなぁ。って感じる次第です。

そして乗り味で最も重要な部分がエンジン性能。
圧倒的に美しいフレーム(しつこい)にSOHC 空冷60度V型2気筒エンジンをリジットマウントで搭載しています。 この『空冷』というのがミソで、仮に水冷だった場合、ラジエーター等の装着を余儀なくされるので、如何にシンプルなフレームでもゴチャゴチャしてしまいシルエットに弊害が出ます。空冷エンジンだからこその潔さだと言えます。

また、搭載されるエンジンに関しては直接エンジンとフレームを固定する『リジッドマウント方式』を採用し、941㏄のV型エンジンから生み出されるパワー感・鼓動感をダイレクトに乗り手に伝え、濃厚なライディングフィールを演出します。不快な振動は無く、『鼓動』と呼べるV型特有の旨味でもある爆発感を感じながら力強く走ることが出来ます。 乗り味は流石国産!といった印象で、アメリカンにライダーが求める乗り味でありながらもアクセルを捻ればしっかり答えてくれるオールマイティーさがあります。

外装に関しても抜かりが無い仕様。フューエルタンクは発売当時はフランジ(のりしろ)がありましたが現行型は溶接によるフランジレス工法という手間のかかる製造方法を選択し造形の美しさに一役買っております。言われなければ気付かない部分ですが一見すると大きく違います。他にも切削加工されたキャストホイールや本革と見間違えるほどに高品質なシート表皮等、品質が高いパーツ群で構成されております。

マニアックな話(BLOGを意識しなければこうなる)
個人的なイメージとしてはパウコ製のリジッドフレームのフロントに4速ショベルのリアスイングアームを組み合わせて対策を施した様なフレーム形状がイカす。エンジンはスポーツスター程の荒々しさは無いにしても調教された鼓動感と、アクセルに対して違和感なく高回転までパワーが立ち上がる国産エンジンの強み、この安心感は遠出するなら譲れない。攻めた時の挙動や恐怖感がほぼ無く以外にも曲がるの精度あってこそ。 複雑なモードや電子制御は無いものの、ヤマハで言うSR400の様に、余分なものを削ぎ落すことで生まれるシンプルが故の美学がある。 配線なども極力表に出さずシンプルな造形にしていることも好感が持てますね。空冷にあるエンジンのメカニカルノイズも少なく歯切れの良いサウンドも素敵です。

・・・では、伝わる文面に戻します。

BOLT-Rに関しては、単純にハーレーを模倣した国産バイクという位置づけでは無く、ヤマハ独自の考えからなるスポーツ要素を入れることでオリジナリティ&ブラッシュアップされていると感じます。特に言えるのは美しいシルエットと鼓動感を持ちながらも不快さが無く、総合的にスポーティーな走りにも対応出来るということです。ポジションに関しても690mmと低く、シート幅も無いことから脚がストレートに地面に降り足つき性良好。足を前に投げ出さず、ネイキッドバイクと同じような中心(ミッド)にあるミッドポジションであることから操縦性にも優れます。

本来、アメリカンと言えば、その重量やエンジン特性からワインディングは苦手分野とイメージされていましたがBOLTは一味違う。トルクフルながらしっかり吼える(回る)エンジン、優れた前後サスペンションとカッチリとしたキャストホイール(チューブレス)、しっかり効くブレーキシステム(ABSあり)、そしてそれら組み合わせによるセットアップが秀悦です。

最近出た新カラーのBOLT-R含め、発売はするものの製造台数は恐ろしく少ないので当社も数台入って年内終了となりそうです。今のところ全カラー入荷予定があり、既にブラックは展示しておりますので是非、お早めにご検討ください。

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