別の進化工程を経た攻撃的ポテンシャル。KTM & Husqvarna

本ページの最終更新は2020-09-04です。情報が古い可能性がありますのでご注意ください。
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　おはようございます。昨日はモーターステージ大手町、社内では通称：MS勤務に伴い、県内で唯一この店舗で扱うことが出来るブランド『KTM』そして東北では当店だけの取扱いブランドである『Husqvarna』について簡単に触れてみたいと思います。

　主に国産と言われるHONDA・YAMAHA・SUZUKI・KAWASAKIといった我が日本が世界に誇る４大ブランド。それぞれのノウハウや考え方、個性はあれど『MADE IN JAPAN』という部分では共通する考え方が多いのも事実です。それこそが日本ブランドに一貫して言える強みでもあるわけです。

では『KTM』『Husqvarna』はどうなのかというところですが、国内ブランドとはまったく別の考えで発展していったブランドだと言えます。『Husqvarna』はモーターサイクルブランドとしての歴史は100年以上と長く、数々の実績を経て今に至り、親会社である『KTM』傘下となることで、双方の持ち味をブレンドし、より完成度の高い素晴らしいモーターサイクルへと進化しております。全ての排気量に一貫して貫き通されるコンセプト・スローガンが『READY TO RACE』という言葉。攻めの姿勢を崩さないといった考え方は現在のライダーが求める走りとマッチし、より一層と人気を博しております。

単純に言ってしまえば『軽量』『コンパクト』『トルクフル』『高レスポンス』これはどのメーカーも目指してはおりますが、KTM & Husqvarnaは従来構造でそれを目指すのではなく、構造そのものの概念をを『READY TO RACE』に当てはめ、次のような考え方で製造されています。

　極限まで肉抜きを行い軽量化されたボディ。エンジンを単気筒～２気筒とすることでサイズや重量を大幅に削減しマスの集中化に貢献。さらに同排気量の中で気筒数を減らすということは、１気筒当たりの爆発量が大きくなる為、大きな力（トルク）を生み出すことが可能。本来であれば欠点とされる気筒数の少なさからなる高トルク低レスポンスは培ったノウハウに伴うエンジン構造・技術力で補い、全域での性能を発揮。力強いトルク感と優れたレスポンスを両立したエンジンに仕上がっています。※写真は890DUKE-Rの当店試乗車。

　Husqvarnaも同様にKTM直系のエンジンを搭載しながらも、よりストリートライクで近未来的なデザインを取り入れております。走りだけではなく美しい造形美を形成しております。装着される装備は全てが限界まで詰めた緻密なセッティングが施され、見た目以上に痛快で刺激的な加速力が魅力的です。　超軽量なシングルエンジンを高回転で回すことによってトルクとパワーを同時に手に入れ、パワーウエイトレシオに優れたモンスターマシンに仕上がっております。

　低速域が無い等と感じる方もいらっしゃいますが、それは間違いです。『KTM』『Husqvarna』に搭載されるエンジンは従来のドコドコと走る単気筒・二気筒ではなく、あくまでアクセルを開けて走ることに意味がある為、街乗りの低速域での最大トルク発生ではなく、あくまで通常では回らないであろう領域まで回すことが出来るエンジンを武器に異次元の加速力を生み出すことが可能となります。超高回転型エンジンこそが他ブランドとの差別化であって武器なのです。その走りはかつての２サイクルエンジンの様な刺激があり、パワーバンドに入った際の力強さは目を見張るものがあるかと思います。

　乗り易さを兼ね備えた国内モデルと比べ、回転数によるトルクやパワーの立ち上がり、エンジンブレーキ・ブレーキング性能、サスペンションの伸縮、各部の反応をリニアに感じ取ることが出来、スキルが上がる程に装着される数々のパーツ群の意味を知り、まるで神経がバイクに繋がったかの様なダイレクトな走りを可能とする。

決して快適さや楽をとった装着目的ではなく、あくまでバイク本来の持ち味を生かす為の高性能な装備がふんだんに用いられることでライディングスキルが上がる程に旨味が増し、体の一部のように替えが効かない存在となってくれるかと思います。

当社では『KTM』『Husqvarna』を含め、多くの試乗・レンタルバイクを取り揃えております。ご興味がございましたら是非、ご体感頂ければと思います。