ある日、当社の役員から依頼がありました。
ハンターカブのカスタム デモ車 作ってみて。
『こんな感じのやつ』とイメージを見せられたのは、原形をとどめないゴリゴリのフルカスタム車! 当社の役員も無類のバイク好きなので予想していましたが、想像以上のフルカスタム好きだったので『もう少し我慢しましょう。』 と “無限のカスタム欲” を持つ役員の理性を部下として抑え、このカスタムプロジェクトはスタートするのでありました。
そもそも “CT125ハンターカブ” は “トレッキングカブ” というコンセプトで生まれ、通常のカブシリーズより剛性の高いフレーム、そして代名詞とも言えるスーパータフネスエンジン、専用の足まわりを持ち、無骨なルックスと山を散策できるような高い走破性も魅力の1つ。排気量に囚われずファンが多い、カブの中でも趣味嗜好性が強い “大人のカブ”だ。
そんな “CT125 ハンターカブ” をカスタマイズするなら・・・このコンセプトは崩さず更に強化するのが王道。そして我々 、正規取扱店という立場から、見た目だけではなく走行性能や保安基準等、あくまで安心・安全面で信用性のあるパーツで組み上げるというのが第一の考え方。 見た目重視で格好良くても不具合起きたらご迷惑かけますし、提案したコチラとしても良い気分がしないので安全マージンはしっかり確保致します。
そんなこんなで仕上がってきました! いいじゃん!!
過激なカスタムではないので、そこまでカスタム色は強くないかもしれませんが、“通” には分かる大人のフェロモン。随所に光るオフロード走行を意識したカスタマイズ。コイツでオフロードを駆け抜けたら絶対楽しい。泥まみれになった姿も似合いそうです・・・二ヤリ。
迫力あるマッドタイヤは標準サイズよりも太いものを選択しているのでフロントフェンダーに接触してしまうため、アップフェンダー化でバランスを取っています。更なるサイズアップも格好良いのですが、現実問題としてスピードメーター表記のズレや各部との接触が懸念されるので安全面からギリギリの範囲で迫力あるものを選択。
シートはローダウンタイプでバイク自体の走行性能はそのままに足つき性が良くなっています。デザイン性も良く、リアキャリアに取付可能な専用タンデムシートとの統一感も純正には無い格好良さ。標準装備の純正キャリアは大型でタンデム走行が難しかったのですが、スリムなキャリアと専用シートでタンデム(2人乗り)走行も快適です。※純正キャリアを外すとエアクリーナーカバーが無くなってしまうので、カバーも交換しております。
オフロード走行を意識しているのでペダル類もオフ車仕様へ、このギザギザは泥が詰まったシューズの滑りを抑制します。ハンドル剛性も上げる為に補強を入れて、ハンドガードも装着。ヘッドライトガードも装着して『俺はオフを走れるぜ!』オーラが30%は増したかなと。
マフラーは当社でも人気で製品クオリティにも定評がある“ヨシムラ”を選択。いつ見ても仕上げが綺麗。組付けの精度と匠の技を感じる溶接面が美し過ぎてヨダレが出ます。 “性能には妥協しない” というレーシーさも演出されて一気にカスタム色が増して格好良いのではないでしょうか♪ カスタムには見た目の格好良さの追求というものもありますが、私としてはお洒落でありながらも性能面は妥協したくない。“性能を上げる” もしくは “そのパーツが装着されている目的(コンセプト)” がしっかりと統一されていることこそが大人のカスタムだなぁと感じる次第です。
カスタムに関して難しいのは、素敵な洋服やアクセサリーを大量につけても格好良く(可愛く)はならないのと一緒で、装着して似合うかは別の話。即ち、統一感が最重要です。今回はハンターカブの持つオリジナリティは崩さず底上げした印象です。
左がフルノーマル。右がカスタム後です。見比べると結構変わってます。なかなかの高級パーツ群で組み上げておりますが、この格好良さがあれば納得。部分的にでもカスタムのご参考にはなるかなと思います。こだわりのカブで走りを楽しむのも素敵ではないでしょうか?
通常、泉バイパスANNEX店に展示。
今回の展示会でデモ車として初披露しますのでお楽しみに♪ 限定数(勝手に命名:HUNTER CUB DT)を同仕様で特価販売を致します(※お好きなカラーでカスタマイズ致します。) また、追加カスタムは全品10%OFF(保安基準を満たすこと、取扱い出来るパーツが条件) 本当はまだまだやりたいところはあったので、更なるバージョンアップにも期待しています。
泉バイパスANNEX
- 住所:仙台市泉区松森字後田85-1
- TEL:022-375-8481
- FAX:022-375-8482
- 営業時間:10:00~19:00
- 定休日:火曜日・第3水曜日