東北の梅雨入りが発表されたばかりですが、仙台では夏日、真夏日が続く天気予報となっております。突然の暑さに体が順応(暑熱順化)できず、体温調節がうまく働かずに熱中症にかかりやすくなります。さらに、湿度の高い日や、日差しの強い日も、汗が蒸発しにくくなり、熱中症リスクが高まります。日々の気象情報をチェックし早めの対策で自分の体を守りましょう。

サイクリングと熱中症リスク:日常とライド時の予防、最新ウエア・アクセサリー活用法
サイクリストにとって熱中症リスクが非常に高まる季節です。熱中症は命に関わる危険もあるため、普段の生活からしっかりと対策を行い、ライド時には最新のウエアやアクセサリーを活用して予防することが大切です。今回は、日常で意識すべきポイント、ライド時の注意点、そして熱中症予防に効果的な最新サイクルウエアやアイテムについてまとめてみました。
普段の生活で気をつけること
まず、暑熱順化(体を暑さに慣らすこと)が熱中症予防の基本です。日常的に軽い運動(ウォーキングやサイクリング、ジョギングなど)を週数回、汗ばむ程度に行いましょう。シャワーだけでなく湯船に浸かって汗をかくのも効果的です。こうした習慣を1~2週間続けることで、体が暑さに強くなります。また、こまめな水分・塩分補給、バランスの良い食事、十分な睡眠も重要です。体調が悪いときは無理をせず、体のサインを見逃さないようにしましょう。

ライド時に気をつけること
ライド時は、早朝や夕方など気温の低い時間帯を選ぶのが理想です。直射日光を避け、日陰や風通しの良いルートを選びましょう。走行中は20分おきに少量ずつ水分補給を行い、発汗量が多い場合はスポーツドリンクや経口補水液で塩分も補給しましょう。休憩はこまめに取り、体調に異変を感じたら無理をせず中断する勇気も大切です。首や手首、脇の下などを冷やすと効率よく体温を下げられます。

熱中症予防に効果的なウエア・アクセサリー・素材
近年は熱中症対策に特化したサイクルウエアやアクセサリーが続々と登場しています。特に注目したいのは以下の技術やアイテムです。
• 冷感プリント素材(例:FREEZE TECH)
エリスリトールやキシリトールなど冷感成分を生地にプリントし、汗に反応して持続的な冷感効果を発揮します。アンダーウェアやアームカバー、ネックゲイターなどで展開されています。


• 吸汗速乾・通気性の高い、ポリエステルやメッシュ素材を採用したジャージやベースレイヤーは、汗を素早く吸収・発散し、蒸れや体温上昇を防ぎます。


また、ポリプロピレン配合のベースレイヤーは疎水性が高く、水分を吸収せずに外に移すため肌が常にドライに保てて、体温調節を助けるため熱中症リスクの低減につながります。

• UVカット・接触冷感アームカバー、レッグカバー
UPF50+など高い紫外線カット機能と冷感素材を兼ね備えたカバー類は、直射日光を防ぎつつ涼しさをキープします。また、ヘルメットのエアインテークから直射日光が当たるのを防ぎ、汗が目に入るのを防ぐためにインナーキャップやサイクルキャップのご使用も効果的です。




• 冷却タオル・保冷ボトル
濡らして絞るだけで冷たさが持続するタオルや、冷たいドリンクを長時間キープできる保冷ボトルも必携です。サイクル用のステンレスボトルも人気が高く、マグネット式で脱着がしやすく、傷がつきにくいFIDLOCK TWIST UNI CONNECTORとの相性が良く、ライド中の振動でも動きづらいです。


熱中症予防は「日常の体調管理」と「ライド時の工夫」、そして「最新ウエアやアクセサリーの活用」が三本柱です。暑熱順化や水分・塩分補給を習慣化し、冷感・吸汗速乾・UVカットなどの機能を持つサイクルウエアやアクセサリーを積極的に取り入れることで、真夏でも快適かつ安全にサイクリングを楽しみましょう。

仙台中央店
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