アウトドアアクティビティとTOPSTONE

アウトドアアクティビティとTOPSTONE

こんばんは!
仙台中央店のナルミです♪(´ε` )

先日8(土)9(日)は泉ヶ岳スキー場でWild Wheelsが開催され、多くの方にご来場を頂き盛会の内にイベントを終えることができました。

ご来場を頂いた皆さま、出展頂いたメーカーの皆さま、地域の皆さま、ご協力を頂きありがとうございました。

今回はWild Wheelsにも出展頂いたCannondaleからステキなメール記事が届きましたので紹介させて頂きます。

出典元記事:シリーズ「5人のTopstone」より
「自転車で釣る」Bike & Fishというスタイル
執筆:小俣雄風太氏自転車ジャーナリスト)

シリーズ「5人のTopstone」4人目の登場は自転車ジャーナリストにして釣り人。「グラベルバイクが登場してからというもの、忙しくなりました。2つの趣味を一度に楽しめてしまうから」と語るのは小俣雄風太さん。仕事柄、いろいろな自転車に乗る機会があるというが、「グラベルに関しては仕事であっても、仕事を忘れる」という程にジャンルとして惚れ込んでいる。その理由は———。

5人の Topstone #4 自転車ジャーナリストがグラベルを選ぶ理由

小俣さんのTopstone Carbon 4には、バズーカのような物々しい筒が装着されている。その中に入っているのは釣り竿だ。釣りは小学生の頃から楽しんでいるというが、大人になるにつれその頻度は減っていったという。自転車と出会ってしまったからだ。

「高校生の頃に始めたMTBを皮切りに、シクロクロスやロードバイクと様々な自転車に乗るようになりました。自転車が楽しくて、釣りをしている時間が無かったんです。どちらも時間のかかる趣味ですから」

しかしシクロクロスに熱中していた20代後半、ふと思い立ってシクロクロスバイクで釣りに出かけてみると新しい世界が開けた。魚影の濃いであろう渓流の奥深くを目指し林道を突き進むのに、シクロクロスバイクが大きな武器になることに気づいたのだ。

「自転車で釣る」Bike & Fishというスタイル

「釣り場まで延々と林道を歩く時間が、充実したライドの時間になることがまず嬉しかったですね。それにクルマと違って動力は全て自分だから、魚や自然と身一つで対峙している感覚もあり、釣れたときの喜びもひとしおになりました。“Bike & Fish”としてアメリカでは、ひとつの遊び方として流行り始めていた頃でした」

そんな折、自転車にも新しい潮流がやってくる。アメリカで人気を博しているというその新たなカテゴリーは、グラベルといった。

日本にグラベルを導入した立役者に、サイクリングウェアブランドのラファがある。当時、小俣さんはラファでプレスを務めていたこともあり、この新しい潮流に直に触れることになった。ドロップバーに太いタイヤを履いた一見奇異なバイクには賛否両論あったが、彼は釣りとの相性が良さそうなことを見抜いていた。

「当時アメリカのBike & Fishは、MTBが主流でした。アウトドアの天才アメリカ人らしく、キャンプを組み込むなどアドベンチャーな側面が強くてそれはそれで格好良かったんですが、もう少し日常に近いスタイルで出来ないかと感じていたんです。家から10-20kmくらいを走って釣りして、また帰るといったような」

往復40kmともなるとライドにはある程度のスピード感が欲しい。未舗装路だけではなく、舗装路を快適に走れるグラベルバイクは、この欲求を満たすものだった。

「河川敷や湖の周りなどに多い砂利道の走行性能は言わずもがな完璧。それでいてラックなどの積載拡張性に優れるグラベルバイクは、Bike & Fishにぴったりだったんです。どうしても釣りの道具はかさばりますから、荷物が積めることは重要です。バイクパッキングブームの流れとも合致していました」

パンデミックを経て、公共交通機関を使わない遊び方としてBike & Fishは日本でも注目を集めるようになる。2022年から小俣さんはバイシクルクラブ誌で連載「Bike & Fish Japan」をスタート。北海道の最北端から、都市型河川、凍った湖の氷上(!)までありとあらゆるロケーションをグラベルバイクで旅して釣りする企画は好評だという。

“何をするか主体的に選べる”という意味での自由

釣りの道具としてのグラベルバイクはスチール製で趣味性の高いモデルを乗り継いできた。しかし自転車ジャーナリストという仕事柄、モダンな設計思想を持つ一台に乗り込んで「グラベル」の多様性を体感したい思いもあった。

「一口にグラベルと言ってもその方向性は様々。アンバウンドグラベルに代表されるレースバイクから、長期間に及ぶバイクパッキングを想定したものまで多岐にわたり、ひとつのジャンルとして括るのは乱暴に感じています。しかも日本では海外レースで見られるような集団走行を前提としたグラベルのシーンはありません。どちらかというと、地域ごとにローカライズされたカスタム系のグラベルバイクに興味があったのはそのためです」

そんな小俣さんが選んだのが、Topstone Carbon 4だった。選んだ理由がまた職業病じみている。

「“グラベル”という言葉が独り歩きして、誰もがその実態を模索していた2010年代中盤に、キャノンデールはSlateというバイクでそれを提示してみせました。新しい遊び方はこれだ! という思い切りの良いメッセージが格好良かったのと、それに合わせてシクロワイアードで連載されたタイアップ記事がすごく面白かったんです。Slateで旅しながら日本各地のグラベルの可能性を探る企画で、僕はまだジャーナリストとして独立前でしたが、“やられた!”と思いました。日本のメディアのタイアップ記事であそこまで価値あるものはなかなかありません。そんな贔屓目もあって、後継機種のTopstoneに乗りたいと思ったんです」

実際にモダンなグラベルバイクに乗ってみると、様々な気づきがあったという。

「海外のようなグラベルフィールドが無い日本では海外発のグラベルバイクは要らないと考えていたんですが、大きな誤りでした。実際は、“グラベルバイクが走れるフィールドを生み出していく”んです。確かにアメリカのようなスムーズなグラベルは無いかもしれないけれど、バイクの性能とライディングスキルが伴えば走れる林道は少なくない。一度走ってしまえば、どんなセットアップが必要か、どんなスキルを磨けばいいかがわかり、さらに走れる範囲が広がっていく。何でもできるという意味ではなく、“何をするか主体的に選べる”という意味での自由がありました」

グラベルの評価軸

この春には、ニセコグラベルをTopstoneで走ってきたという。国内屈指のグラベルフィールドでのライドは極上だったと太鼓判を押す。なにせ、

「イベントのレポート記事を書くために参加したのですが、最初のグラベル区間を走った途端に難しく考えるのをやめました。速くても遅くても関係ない、とにかく楽しんで走ろう、と思考が切り替わったんです。グラベルバイクのインプレッションをしてもそうなのですが、楽しいかそうでないかが評価基準になってしまって、どこか仕事でありながら仕事を忘れるところがあるんです」

なんてことを言うのだ。しかしそれは、グラベルバイクに乗ったことのある者ならばどこか理解できる感覚でもあるだろう。グラベルに関しては、速さやワット数という数値よりも、楽しさという数値化できない感覚を大切にしたい。

「ニセコグラベル、すごく良かったんですけど……」

小俣さんがちょっと苦虫を噛み潰したような表情になる。

「釣り竿を持っていくのを忘れました」

心配は御無用。Topstone Carbon 4にはフォークにたくさんのダボ穴がついているから、釣り道具一式を積めるだけのキャパシティは充分ある。次回の参加時には存分に釣りを楽しめるはずだ。しかしそれではいよいよ、本当に“仕事を忘れて”しまうことになりはしないか、勝手ながら心配である。

小俣雄風太さんへの一問一答

―出てみたい、あるいは予定しているグラベルイベントは?

先日、ヨーロッパ出張で各国の自転車ジャーナリストと話す機会があったのですが、かなりグラベル人気が高まっているようです。その前週にあったアンバウンドグラベルよりも、THE TRAKAというスペインのグラベルレースの話題を多く耳にしました。こうした日本ではあまり馴染みの無いヨーロッパのグラベルイベントが気になりますね。予定は未定ですが、コロナ禍でエントリーが延期になっている王滝のグラベルクラスが今年の9月にあります。……出るのかどうかはまだわかりません(笑)

―最近買ったグラベルバイク用アクセサリーは?

トピークのヴァーサケージ。Bike & Fishの最大の悩みポイントが釣り竿をどう運ぶか、なのですが、このケージを使ってロッドケースごと固定する方法を試してみたくて導入しました。現状いい感じです。

―おすすめのグラベルコースは?

今住んでいる八ヶ岳の南麓は、別荘地にグラベルが縦横無尽に走っていて、日々、どう繋いで走ると距離がとれるか考えてます。いいコースが引けたら、知人を案内したいですね。自分の持ちコースではないですが、出身地の埼玉県・飯能のショップ「サイクルハウスミカミ」の三上店長がアテンドする飯能エリアのグラベルルートはテクニカルで息をつく暇がなくシビレます。身近なグラベルをうまく繋いだ好例だと思います。

―トップストーンに乗っていて良かったと思うことは?

釣れる魚が増えるであろうこと。オンロードもオフロードも軽快に走れるので、これまで以上に広い範囲の釣り場へアプローチできます。それに釣果が伴うかは腕次第ですが……。

―バイクの中で一番のこだわりポイントは?

フロントにOLD MAN MOUNTAINのエルクホーンラックを導入したこと。上記のヴァーサケージも、フロントフォークに直付けだとロッドケースがハンドルに干渉して乗れなくなってしまいます。エルクホーンラックは、このラック自体に垂直方向にダボ穴がついているので、ロッドケースをハンドルの前に保持できるんです。このラックなくして、Bike & Fishは成立しないというくらい、気に入っています。

釣り、キャンプなどアウトドアアクティビティとの親和性が高いグラベルロードバイク

どこまでも遠くに楽に移動したい。舗装路、未舗装路問わず走れてしまう懐の深さ

今回の記事で紹介されているTopstone Carbon4は仙台中央店に在庫がございます。

Topstone Carbon4
¥320,000(税込) ⇒ ¥280,000(税込)

Wild Wheelsで試乗して頂いた方には、試乗特典もございます。楽しさが忘れられない!乗り味が忘れられない!と感じている方はぜひ仙台中央店にお越しください!

GRAVEL CLASSIC YAKURAI

グラベルロードバイク、Cannondaleと言ったらこのイベントもお忘れなく!

8月31日(土)、9月1日(日)加美町薬莱山周辺を舞台にしたグラベルロードバイクのイベント GRAVEL CLASSIC YAKURAI

参加エントリーまだまだ募集中です!

グラベルロードバイクの準備を含め、随時、相談をお待ちしております!

仙台中央店

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