VITTORIA 新型CORSA PRO インプレッション

VITTORIA 新型CORSA PRO インプレッション

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こんにちは〜マサです。

今回は発売されたばかりの新型タイヤ、VITTORIA CORSA PRO(ヴィットリア コルサ プロ)のインプレッションした感想を書かせていただきます。

VITTORIA CORSA PRO TLR ¥13,900- 税込

今回使用させていただいたのは、CORSA PRO TLR 26cになります。

まず初めにこの新しいCORSAは何が変わったのかというところなのですが、大きく3つの変化があります↓

新トレッドによる、スピード+転がり性能の向上 コットンケーシングによるしなやかな乗り心地の追求

耐パンク性能の向上

フックレス対応化

まずは新トレッドの採用について説明します。

トレッドというのはタイヤが地面に設置するグリップ部分になります。

このトレッドが柔らかいや、硬いなどで走りの性質に大きく影響を起こすことになります。

今回のモデルは以前に新しく誕生したCORSA NEXTのシリーズと同じくシリカコンパウンドが追加されよりしなやかに走行が出来るようにアップデートされたものになります。

今まではGRAPHENE コンパウンドのみの仕様で耐久性、グリップともに高い次元で多くの方々に使われてきましたが、そこにシリカコンパウンドを追加し新たな製造方法を取り入れることで、トレッドとケーシング(トレッドをくっつけているタイヤ本体)の間を一体成形することに成功しました。

どういう状態のことをいうのか新旧で見比べてみましょう。

お互いを平置きしてみると見てわかる通り、今までのCORSAはぺたんとしており、トレッドとケーシングが段違いで貼り合わせられているのが見てわかります。

CORSA GRAPHENEは平らに見えます。

新モデルのCORSA PROをみるとタイヤ全体が一つになっているため、張りが強くぺたんとはなりません。

新型CORSA PROは張りがあり山なりになっています。

繋ぎ目もトレッドとケーシングの間にはなく、綺麗に一つのタイヤとなっております。

これによりサイド側の耐久性が高くなっているので、コーナーで車体を寝かしやすくなり、より速いコーナーワークを実現させてくれています。

そしてもう一つはケーシングも新たに改良され、コットンケーシンングを使用し320TPIとCORSA独特の滑らかかつしなやかな乗り心地を体現させてくれます。

ちなみにTPIとは1インチに対しての繊維の本数を意味し320TPIということは320個の繊維が1インチに対して詰まっているということなので細かい繊維のおかげであらゆる角度から受ける衝撃をいなしてくれる設計になっています⭕️

ここで一つ小ネタとして、重量も測ってみました。お互い28C TLR準備して測ります。

CORSA PROが284gCORSAが312gでした。

今回のCORSA PROは軽量にもなっているということで、30g近くタイヤ一つで変わるのはすごいことですよね・・・

軽くもなってより一層欲しくなっちゃいますね笑

続いてはポイント②の耐久性の進化についてです。

前作のCORSA NEXTに搭載されていたプロテクション ベルトをCORSA PROにも採用し耐パンク性能の向上をはかりました。

これにより出先やレース時の大事な場面に対し、ユーザー目線で安心感を付加させてくれる強みにもなっております。

軽さとともに耐久性を上げるということはなかなか難しいことなので、そこをクリアさせる技術はさすがとしか言いようがありません。

最後にフックレス対応になったという点です。

近年ホイールのワイド化が増えそれに伴い、フックレス化も進んでおります。

今までフック面はホイールには当たり前のようにあるものですが、フックがなくなることでリムの軽量にはなりますがタイヤにとっては支えがなくなるということで、適応タイヤがメーカーによってまちまちでした。

そのため、VITTORIAとしてもどのホイールが適応可能か曖昧な中で技術だけが先に進んでしまうユーザーにとって不安な要素ではありました。

今回のCORSA PRO TLRは28〜32Cまではフックレス対応モデルとしてメーカーの確約済みですので安心して使えますね⭕️

太さも基本的に主流の太さなのでこれはフックレスホイールユーザーの方達にとっては嬉しいです!!

ここまでが説明となりますが、実際に走っての感想はどうなのかというところで400km程マサが走った感想としては↓

明らかな転がり抵抗の低さ

コーナーの立ち回りやすさ

メンテナス性の高さ

これらを高く評価しました。

まずはタイヤの使用ですが今回使用したのは26c TLRですが、実測値でちゃんと26mmでした。

まず転がりは明らかに軽く、初速の抵抗感が少なく中速度〜トップスピードに入るまでの間隔が短いように感じました。

それほどしっかりとタイヤが地面を捉えつつ抵抗をしすぎないように新しいトレッドがいい働きをしてくれているように感じました。

コーナーの入り方もケーシングの柔軟性のおかげでより安心して攻め切りやすくなったように感じ、いつものコースを走った際もその違いは感じられ、下り区間のコーナー入り口から出口までのブレーキのかけている時間が短く、スピードを殺さずに慣性の働きを有効に使いながら再度スピードを乗せ流ことが出来たので、1秒でも大事なレースシーンの中では非常に大切なポイントだと思います。

タイヤのはめ込みですがコットンケーシングのタイヤとしては比較的ビートは上がりやすい部類に入ります⭕️

今回はVITTORIA純正のUNIVERSAL TUBELESS TIRE SEALANT (ユニバーサル チューブレス タイヤ シーラント)を推奨しているので初めて使いましたが、相性がよく空気抜けがないので推奨されてるだけあって今回のCORSAにはおすすめです。

¥1,760-税込

実際に中身をみると中に小さいシール状の粒々が入っておりこれらが穴が空いた時に埋めるのかなと思います。

赤い粒々が見えます。

今回検証しての統括としては走行時のなめらかさ、コーナーワークの高さ、ユーザー目線の考え、全てのバランスが高いレベルにあると思います。

金額は少々お高いですが、価値は十分にあると僕は強く思います。

少なくともこれからのスタンダードタイヤの定義として名を馳せる代物になると思います。

店頭に在庫を置いておりますので、まずは現物を触れてみてください〜!!

お待ちしてまーす!

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