世代交代×究極のスポーツスター『S』始動!

世代交代×究極のスポーツスター『S』始動!

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 ついに姿を現したのがハーレーダビッドソンの新型モデル。それが『スポーツスターS』 では実際どんなバイクなのか、スペックから想定する私の個人的な主観で少し語ってみたいと思います。 まず、これまでのスポーツスターはビックツインと比べてコンパクト&スポーツ性能が高い。それこそ『ハーレーダビッドソン』というブランドの中でスポーツスターは私からすると国産車で言う『ネイキッドモデル』の様なオールマイティーな位置づけで、その中にもハーレーらしい鼓動感や排気音を持つのがメリットだと感じておりました。

対して新型スポーツスターSを見てみると・・・もはや歴代のスポーツスターとは別の進化を遂げたモデルだと言えます。最も驚いたのは伝統の空冷エンジンを捨てたということが言えるでしょう。 ハーレーの歴史を知る方である程 『ハーレーと言えば空冷OHVのV型二気筒エンジン』という潜入感が否めません。対して 『DOHC 4バルブ 水冷V型2気筒エンジン』さらに驚くことに可変バルブのダウンドラフト吸気。国内4メーカーですら取り入れていない機構を持った最新設計です。

走りを演出する心臓部に単純に規制対策を施したエンジンを載せるのではなく、これまでの歴史を塗り替えるかの様に変化した新型エンジンを搭載するという大幅な進化を経ております。その名も『REVOLUTION MAX(レボリューションマックス) 1250T』 馬力にして121馬力(米国) トルク125Nm そして現スポーツスター1200シリーズより30kg近くの軽量化。 このスペックが意味するのは『どう考えても痛快な走りをする!』ということです。 パンアメリカに搭載されているエンジンも同様ですが、よりトルクの発生を追求し低中速トルクを10%増、パンチの効いた走りが期待出来ます。

一般的に超高性能バイクにある、サーキットタイムを競う為の『馬力』『速さ』『性能』の在り方ではなく、ハーレーにおいての在り方は『バイクを愉しむ』という自由の国 アメリカ気質の『エキサイティング』という言葉が良く似合います。 スポーツバイクのモーターの様に癖が無く静寂で高性能なエンジンを操るというものではなく、V型エンジンから湧き上がるビックトルクとモアパワー、アクセルを開ける程にリニアに反応し押し出されるかの様な加速力と排気音。バイクにしか味わえない濃厚なひと時を堪能する。これがハーレーダビッドソンというメーカーが乗り手に与えたい1つの醍醐味です。

その為に新設計とし、レッドゾーンまで余裕で吹け上り、限界知らずとも言われている『レボリューションMAXエンジン』 新たな心臓と高いパフォーマンスに応える肉体を手に入れたスポーツスターSは『Vツインスポーツ』というスポーツスター本来の名に恥じない刺激的な走りが体感出来ることでしょう。

デザインに関しては、まるで初めからカスタマイズされたかの様なスポーティーでマッスルなデザインでありながらも、テール部分のカウリングやサイレンサーは往年の名車XR750さながらのデザイン。前後16インチのファットホイールはフォーティーエイトと、パフォーマンスの中にも歴代スポーツスターのDNAを取り入れ、ハーレーらしい無骨で完成されたシルエットを生み出しています。

さらに驚くことにスポーツバイク顔負けのパーツ構成で組み上がっております。前後左右方向&傾き角度までを感知し緻密に制御する最高の頭脳 6軸IMU(国産車ではYZF-R1やNinja ZX-10R、GSX-R1000R、CBR1000RRR等のフラッグシップモデルに採用)によるライディングモード、コーナリングABS、トラクションコントロール、エンジンブレーキコントロール、クルーズコントロールなど電子デバイスも最先端で大幅に進化。 前後サスペンションはショーワ製、ブレーキはブレンボ社。さらにタッチパネル式 TFTフルカラー液晶メーターやブルートゥース連動機能も採用。このスペックを知った時、『そんな最先端の技術を隠し持っていたのか!』と衝撃を受けました。

恐らく、この新型スポーツスターSを見て『最高に格好良い!』『水冷かよ!?』『変わり過ぎて別のバイクじゃん』等の賛否は少なからずあると思います。勿論、これは往年の流れを組んだ伝統的なスポーツスターでは無いと言えます。ですが、これまでのスポーツスターのコンセプト、そして意思を受け継ぎ、伝統を打ち破って生まれた今のハーレーダビッドソンが世に送り出すこの新しいスポーツスターは、それ程までにメーカーの熱意・情熱が詰まった渾身の傑作モデルだとも言えます。

ハーレーに留まらず、国内メーカーも含め日々進化する中で、長い歴史を持つハーレーダビッドソンがこれまで培ってきた技術をふんだんに取り入れたスポーツセグメントの『スポーツスターS』。 伝統的なスポーツスターを新たなステージへと誘う革新的な構造は今までとは違ったエキサイトを提供してくれることでしょう。

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総合管理部 菅野