【Benelli】禁断の比較 SR400 vs IMPERIALE400

【Benelli】禁断の比較 SR400 vs IMPERIALE400

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先日ご紹介しました ベネリ インペリアーレ400。 この注目のマシンを国内製造43年、大人気機種SR400と比較してみることにしました。 日本人である以上、同じ系統のエンジンとルックスをもったYAMAHA SR400との比較は拭い去れないものでしょう。ではスタート!

【ボディサイズ比較】

まず大きさですが、SR400と比べてインペリアーレ400がひとまわり大きいサイズになっております。言うなれば過去あったカワサキ W400、現行で言うW800相当の迫力ボディ。この後に登場しますエンジン造形を見てもインペリアーレの方が骨太・・・というかマッチョな印象です。

【フロントビュー比較】

まずはフロントビュー。基本的には同系統のデザインですがSRはそのまま・・・言わば昔のバイクそのまんまといった印象です。各部のメッキやウインカーのデカさ、タンク形状まで洗練されたデザイン。一方、インペリアーレ(左)はブラックを基調に仕上げています。ウインカーやヘッドライトがやや前にせり出し、タンクへパッドが装着される等、スポーティーな印象を受けます。

【エンジン比較】

互いのエンジン造形対決。 メカニカルで特徴的なクランク形状とガレージビルドされたかの様なステンレス製ヘアライン仕上げのエキゾーストパイプを持つインペリアーレ(左)に対してアルミ素材と手曲げで流れるような美しいラインを主張するSR400(左) 共にに空冷エンジンですがこれは甲乙つけがたい仕様ですね。 エンジン出力で言えばSRが勝ってますがインペリアーレのロングストロークによる図太いトルクと低回転での粘りという面で『心地良さ』はインペリアーレも負けておりません。

【排気音対決】

排気音で定評のあるSR、特に最終年式のSRは排気音に徹底的にこだわった音質を持っています。シングルエンジン特有の歯切れの良い排気音こそ1つの代名詞といっても過言では無いかと思います。そして後発のインペリアーレ、驚くなかれ、社外マフラーなみの排気音です。そして排気音も旧車の様な乾いた重低音で『いかにも空冷』という特徴的な排気音を持ちます。

見た目に関してはステンレス製ヘアライン仕上げ、ロングタイプでキャプトン形状を持つインペリアーレ(左) スチール製フルメッキ仕様のSR(右) この辺も好みが分かれてきそうです。

【足まわり比較】

ホイールはSRが18インチ、インペリアーレが19インチでアルミリムにスポーク仕様は同じです。ブレーキ性能面に関してはABS搭載、さらに前後ディスクのインペリアーレに軍配が上がります。インチの大きいホイールは見た目の迫力だけではなく直進安定性にも貢献しています。この辺は好みですがディスクブレーキの取付位置が逆になっていてSRは跨って右、インペリアーレは左となっております。

【メーター比較】

共にクラシカル路線には欠かせないアナログ指針の砲弾型2連メーター(スピード&タコ)を配備しております。 機能面ではデジタル表記や燃料系、多くのインジケーターを兼ね備えたインペリアーレですが、極力シンプルに仕上げたSRは指針や文字盤の質感が高くインペリアーレよりも高級感があります。 機能面ではインペリアーレ、丁寧さや美しさではSRといった印象です。



【シート比較】

ご覧の様にインペリアーレ(左)は2分割のセパレートタイプ、一方SR(右)はフラットで肉厚なシート形状になっています。シートの硬さはややインペリアーレがあり角度が付いているのでスポーツ走行が高い仕様。SRのフラットシートは乗車スペースが広いことからストリート走行において余裕あるものになっています。




【総評】

我が国、日本のストリートバイクとして43年間、変わらず在り続け、キック始動、良いも悪いも制御されていないアナログな鼓動感を持つSR。そんな中、個性的なエンジン構造、ストリートとしては高い走行性能をも併せ持つベネリの新生インペリアーレ。 こうして比較すれば同ジャンルではありますが似て非になる考え方があるように思います。

比較レビューに関しては個人的な感想にはなってしまいますが、日本とは違った文化で生まれた旧車、つまり『海外でSR的な存在があったなら』と考えればインペリアーレはそれが進化したといったイメージで非常に乗り易く、味わい深いものがあります。欲しかった鼓動感や排気音、ストリートとして弱いとされる高速走行時のふらつきやエンジンの唸り(微振動)も剛性の高いシャーシと足まわりでしっかりセッティングされ上質なクルージングが可能です。 低回転でドコドコと走り、ときにアクセルを捻って出力を絞り出す! そんな走りに応えてくれます。

そしてヤマハ SR400は流石のバイクで荒々しい。振動や鼓動、走行性能を上げれば上げる程、おいしい雑味も消えていく相反する部分を上手い具合に味付けしていて『空冷単気筒のバイクとは本来こういう乗り味だ』というテイストに溢れています。 高回転になると相当な振動にはなりますが、名前の通りストリート走行での実用域では軽量さを武器に弾けるような乗り心地が楽しめます。何より職人塗りの塗装や手曲げのエキゾーストパイプ、各部のバランス感が美しいバイクで『』を感じます。

個人的比較
【排気音】IMPERIALE = SR
【鼓動感】IMPERIALE < SR
【低回転】IMPERIALE > SR
【高速巡行】IMPELIALE > SR
【最高速】IMPERIALE < SR
【機能美】IMPELIALE > SR
【高級感】IMPERIALE < SR
【存在感】IMPELIALE > SR
【珍しさ】IMPELIALE > SR

結論、どっちが良いのか分かりません(汗)コンセプトが違うので何とも言えませんがどちらも素敵なバイクです。 しいて言えばSR400は日本人にとっては馴染み深いバイクで価格に対してのコスパは非常に高いと思います。ただし、生産終了となった今の相場と比べれば、新車で帰るこのインペリアーレ400はオススメ出来るバイクだと思います。 特に国産車とは違った乗り味で楽しいとなれば魅力的かと思います。ご参考にどうぞ!